2014年2月 6日 (木)

柏原満効果音の世界「Sound Fantasia 宇宙戦艦ヤマト」復刻

ちょうどタイムリーなことに、柏原満さんの「宇宙戦艦ヤマト」関係のお仕事として集大成のCD「サウンドファンタジア 宇宙戦艦ヤマト」(2枚組)が復刻されます。
これは宮川泰先生の音楽に、柏原さんの効果音を乗せたものがメイン。初代から完結編までの音楽世界に効果音が乗るだけで、ぐっと心が引き寄せられるという、すばらしいもの。加えて、それぞれ独立した効果音もボーナストラックとしてついています。

こんな感じで。
波動砲、主砲、パルスレーザー、煙突ミサイル、ロケットアンカー、艦載機発進口(開閉音)、メインノズル、サブノズル、補助エンジン、波動エンジン、フライホイール、第一艦橋、艦内ドア、パネル各種、ユキのレーダー、ビデオパネル、出航警報、非常警報、コスモガン、アナライザー、爆発1、同2、ガミラス基地
永らく絶版で、3倍くらいのプレミアがついてましたが、リマスター、ブルースペックCDで入手可能。いやほんとにすばらしいです。


 

|

2011年2月21日 (月)

悟空の大冒険 オリジナル・サウンドトラック

本放送当時、大好きでしたよ「悟空の大冒険」。
どうも「鉄腕アトム」にはピンと来なかった記憶が残っています。理由は「お兄さんたちのお下がりだから」。
でも、「悟空」はまさに自分に向けた作品という気がしました。
モダンでシュールで破天荒でやりたい放題でノリが良くて無責任。
まさに「現代っ子」と呼ばれていた僕たちテレビアニメ第1世代のためのアニメだと思ったんです。
で、それを思い出すときにまず浮かぶのが、完璧にギャグ映像とシンクロした音楽です。
リズムカルに弾んで飛んで、上がって落ちる、みたいなノリとシンクロした音。
音楽は宇野誠一郎さんなんですが、実は効果は「宇宙戦艦ヤマト」を後に担当する柏原満さんです。
柏原さんに取材をさせていただいたときに、「てけてけてけてけ」っと来て、次の「どーん!」を効果音にするか音楽にするのか。それを宇野さんと毎回、膝詰めで打ち合わせて1本1本、全部シンクロさせて録音し、しかも音楽でやった方がいいのか、効果音がいいのか、話し合って決めたと聞いて感動しました。
マグマ大使の笛の音も、悟空のギャグ音も、佐武市の按摩笛も、ヤマトのSF効果音も、自分のシビれたのはほとんど柏原さんの音だったと知ったときの、その感動たるや。
ということで、この2枚組みのサントラは「音源提供」として虫プロ、朝日新聞(朝日ソノラマを継承)に続いて、柏原満さんのお名前が出ているだけで、すでにもうお腹いっぱいです。効果音は入っていないみたいですが、これが売れれば……と思ってしまいます。ちなみにソングはCMソングやカラオケまで網羅されてますし。
構成は濱田高志さん。池袋コミカレで氷川と同日に、テレビ音楽の濃い話をレクチャーされてます。
解説書の方のインタビューも、宇野誠一郎さんはもちろん、柏原満さんと先年物故された田代敦巳さん、もう完璧です。調べたら、DVDの方も超廉価になっているではありませんか。
少年時代、自分の心はSFアニメと怪獣だけでなく、ギャグが大きく占めてました。
その世界にひたってみたいです。

| | トラックバック (0)

2010年4月14日 (水)

『オーディーン 光子帆船スターライト』の主題歌

iPodのマイリストで、アニメの自主コンピレーションを作ろうとしている人は多いと思います。特にロボットアニメ、SFアニメについて。そうするとぶちあたるのが、「どうすれば効率的に数を集められるのか」というのと「レアな音源をどう入手するのか」という2点ですね。
で、去年の「ロボットアニメ大鑑」(キングレコード)のリリースをきっかけに、ブログでそういう話をしようと思って、ふと気づいたら半年以上が過ぎていたという……。
そこで体系的に話をするのはあきらめて、とりあえずメモ的にきっかけのあったものを随時紹介していこうかなと。

で、レア音源から。『オーディーン 光子帆船スターライト』というのは『宇宙戦艦ヤマト完結編』の後、1985年に西崎義展プロデューサーがつくった宇宙SFアニメ。その音楽は宮川泰+羽田健太郎に加え、天野正道や安西史孝らのT.P.Oが参加して、さらに挿入歌・主題歌にラウドネスという、壮絶なメンバーなわけですが、この85年という発表年がアダになってるんですね。というのは、ちょうどCDが出てきた時期ではあるけど、アナログ盤しかまだリリースされていない。かと言って、ヤマトほど人気があるわけでもないから、なかなかCDでも復刻されない。
同じような境遇に陥ったのは「さよならジュピター」なんて作品もありまして、ああ、これもハネケンだ、なんて。まあこちらはまだCDが非常にレアなかたちで出てはいるのですが(当時もののCD、あとは怪獣王、ハネケンランドなどのコンピレーションに一部のみ収録)。
話がそれた。まあ、そういうわけで『オーディーン』のサントラはあきらめていたんですが、ラウドネスだけは復刻されてると最近知って、ゲットしました。ベスト盤が出ていて、それにボーナストラック的に2曲入ってるんですね。特に挿入歌の「GOTTA FIGHT」はクルーがオーディーンに乗り込んでくるシークエンスに、湖川作画とともにかかるノリの良さが気にいっていて、そこだけ20回ぐらいLDで観たほど好きなので、入手できて良かったです。
主題歌の「ODIN」も収録。

ちなみに気づくきっかけになったのは、バンダイチャンネルで配信がスタートしたから。改めて観ると、こういう希有壮大なハッタリSF映画は、日本に限らずみんな作らなくなったよなー的な感慨がありました。

http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=2422

| | トラックバック (1)

2009年6月28日 (日)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック

7/8発売。「新劇場版」で楽しみなのが鷺巣詩郎さんの映画音楽です。
今回は2枚組のSPECIAL EDITIONと1枚のみの2種類がリリース。
2枚組の方は1枚目がサウンドトラック盤、2枚目がボーナスディスクという位置づけで、2枚目は「序」のときに「Siro SAGISU Music from EVANGELION」としてリリースされた形式のものです。つまり1枚目は映画用の尺に合わせたエディット&アレンジ、2枚目はそれの元になったフルサイズの楽曲を鷺巣さんのアルバムとして構成したものということです。
amazonにはその辺の違いがまるで紹介されていなくて、2枚組を選ぶと「ごいっしょに1枚組もいかがですか?」と推薦してくるんですが、1枚目は両方ともまるで同じでダブリになるのでご注意ください。
サウンドトラック盤には残念ながら宇多田ヒカルさんの主題歌は収録されていません(配信のみと聞いてます)。
劇中曲はちゃんと「『京都買います』で使われギターのアレ」、「昭和のうた」の林原めぐみさんによる新録音(コーラスには意外な秘密が?)、ラジオと居酒屋で流れた「昭和のうた」が2曲、収録されています。坂本真綾さんの「昭和のうた」はセリフあつかいなのか、入ってませんが。

それで、今回のライナーには、楽譜の一部掲載に加えて、すべて鷺巣詩郎さんご自身が非常にていねいに解説を書かれているので、アレンジやロンドン録音の子細なども分かって、本当に「おなかマンプク」です。池袋コミカレでも質問を受けて答えられなかったことも、帰宅して開けてみたらちゃんとCDに解説されていたという(笑)。質問された方、すいません。今は判明してます。

コミカレでの質問(他でも受けたことあり)って、あそこでかかったのはアレ↓ですよね、というものですが(以下のアルバムの5曲目を試聴推奨)。

あと、他で聞かれたのは、「あそこのシーンの曲ってアレ↓ですよね」とか。

その辺は鷺巣さんご自身の解説で謎が解けると思います。いかに庵野秀明総監督が音楽にこだわっているかも、同時にお分かりいただけるかなと。
アニメ映画を楽しんだ後に、さらにまたサントラ盤で気持ちをかきたてられるって経験も、懐かしくまた良いもんですね。

【追記】

キングレコードのホームページに曲名などの情報が告知されています。

http://www.starchild.co.jp/special/evangelion/movie.html#cd

| | トラックバック (0)

2009年6月23日 (火)

伝説巨神イデオン 総音楽集

http://animeanime.jp/news/archives/2009/06/_bgm4.html
http://www.starchild.co.jp/special/ideon/

ニュースなどで情報が掲載され始めました。個人的にも待望のアルバムです。

さて、氷川が旧アルバムの関係者だと知っている何人かから聞かれたので、ここで回答しておきます。

・今回の総音楽集に関しては、氷川は特に関与していません。
 (早川優さんの構成と聞いてます)。
・構成は、旧アルバムを入れ子にしたようなものになってますが、そういうわけで構成意図などはライナーをご参照ください。
・氷川が80~82年に関わったアルバムは以下のとおり

  ・TV版BGM集1:写真選定のみ
  ・TV版BGM集2:構成と写真選定(曲タイトルは富野由悠季監督)
  ・TV版ドラマ編:ドラマ構成、未収録BGMの構成と曲タイトル、写真選定
  ・交響詩イデオン:ジャケット構成のみ(写真選定)
    ※本格的な4楽章構成にした方がいいのでは、という意見を出した気はします。
      が、もともと藤田純二さんはクラシックのディレクターなので……。
  ・劇場版BGM接触編:写真選定のみ
  ・劇場版BGM発動編:写真選定のみ
  ・劇場版ドラマ編:ジャケット構成、写真選定、その他ライティング
  ・未収録BGM集:構成と曲タイトル

まあ、そんなわけで格別の思い入れもある作品ですので、ひたすら完成が楽しみです。

| | トラックバック (2)

2009年5月24日 (日)

謎の円盤UFO、正規CD化!「バリー・グレイ作品集」

Stand by for action! バリー・グレイ作品集
[Original recording] [Soundtrack]

6/3発売予定ですが、ビックリ!一部ですが「謎の円盤UFO」が収録されているとのことです。「スティングレイ」ともども、オリジナルサントラでは初CD化。厳密にはファンダーソンというファンクラブ仕様のCDが出ているのですが、商品化はされてないです。
このコンピレーションが売れれば、きっと……という期待もありますね。

サンダーバード・コレクション〈3枚組〉 (初回生産限定)

同時に発売されるのがコレ。過去のサントラをHQCD化した上に、エクストラ仕様で資料を満載収録……ということなので、泣きながら買い直しです。
それをさしおいても、バリー・グレイの曲には励まされるというか、あの軽快さは「仕事の友」でもありますので、その点でも到着が楽しみです。

| | トラックバック (0)

2009年4月29日 (水)

『ザ・チャンバラ』初CD化

知人から教えてもらったコンピレーションアルバムです。

青春ラジメニア 20周年記念アルバム アニソン玉手箱~ひねくれの逆襲~

関西方面のアニメファンでは高名なラジオ番組だそうで(すいません、あまりよく知りませんでした)。選曲が実に凝ってます。注目は以下のうち初CD曲。

1.青春ラジメニアの歌
 歌/子門真人
2.青春の旅立ち
 歌/ヒデ夕樹
「スターウルフ」オープニング・テーマ
3.誰がために
 歌/成田賢
「サイボーグ009」オープニング・テーマ
4.小さな巨人ミクロマン
 歌/水木一郎
「ミクロマン」イメージソング
5.猫目小僧
 歌/堀江美都子
「妖怪伝 猫目小僧」オープニング・テーマ
6.夢狩人
 歌/ダ・カーポ
映画「宇宙皇子」主題歌
7.大好きなお母さん
 歌/山本まさゆき
「がんばれゴンベ」挿入歌
8.楽しくやろうネ、悪だくみ! ★
 音楽/田中公平
「夢の星のボタンノーズ」BGM

9.星のデジャ・ブー
 歌/鹿取容子
「超時空騎団サザンクロス」オープニング・テーマ
10.君はス・テ・キ
 歌/ムーヴ
「銀河漂流バイファム」挿入歌
11.オーロラのアダージョ
 歌/小椋佳
「銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光」エンディング・テーマ
12.いくぜ!イッキマン!! ★
 歌/樋浦一帆
 コーラス:ザ・プラネッツ
「剛Q超児イッキマン」オープニング・テーマ

13.遅れて来た勇者たち
 歌/野澤恵
「緑山高校 甲子園編」エンディング・テーマ
14.ウバ・ウバ・ウキャキャ ★
 歌/宮城まり子
「まんが世界昔ばなし」オープニング・テーマ
15.友よ ★
 歌/神谷明
「円卓の騎士物語燃えろアーサー」挿入歌

16.少年徳川家康
 歌/ニュー・スタジオ・シンガーズ
「少年徳川家康」オープニング・テーマ
17.ザ・チャンバラ ★
 歌/塚田三喜夫
「まんが水戸黄門」オープニング・テーマ

18.三国志ラヴ・テーマ
 歌/小池玉緒
「人形劇 三国志」エンディング・テーマ
19.夢光年
 歌/影山ヒロノブ
 コーラス:こおろぎ'73
「宇宙船サジタリウス」エンディング・テーマ
20.リスナーさんにありがとう
 歌/吉田古奈美・田中公平・南かおり・岩崎和夫・
「青春ラジメニア」&「大アニメ博覧会」リスナーのみなさん

http://columbia.jp/prod-info/COCX-35482/ より抜粋。

なんつっても「まんが水戸黄門」の主題歌、初CD化ですよ! 「トリビアの泉」でさんざんネタにされて、一時期はED曲にまでなっていたので、てっきりそのときにどこかでCD化されただろうと思い込んでいたのですが、実はこれが初! それと「イッキマン」主題歌の初CDもいいですよね。80年代中盤はCDとの切り替わり時期で、意外にCD化が抜け落ちている作品もけっこう多いので、こうやって地道に穴埋めしていくしかないわけで。

他の選曲もなかなか渋くて、オススメはまず「小さな巨人ミクロマン」。ヒーローソングの雄・菊池俊輔氏がノリノリだった時期の傑作ソングです。それと好みで言えば「少年徳川家康」かな。「ハイジ」「ガンダム」でおなじみ渡辺岳夫氏による重みのあるアニソンで、けっこう好きです。「星のデジャ・ブー」(「超時空騎団サザンクロス」)も他のCDに入ってないわけじゃないけど、ロボットアニソンでコンピレーションに出てくるのはちょっと珍しいかも。

ということで、注目のコンピレーションでした。一回CDになると、カラオケへの導入率もアップなので、期待しちゃいますね。

| | トラックバック (1)

2008年3月13日 (木)

3/19は川井憲次祭り

映画音楽にはたまらない愛着のある自分ですが、サントラ盤を集めまくる作曲家の一人が川井憲次さん。先頃のコンサートがDVD化され、そしてベスト盤が3枚組み新セレクション+リマスター+SACDのハイブリッドということで、いよいよ発売が迫ってきました。押井守監督の新作「スカイ・クロラ」の先行DVDも同じ発売日。まとめて届くのが今から楽しみです。

| | トラックバック (0)

2007年11月21日 (水)

『ブレードランナー』CD3枚組サントラ!

新宿で公開中の25周年記念「ブレードランナー ファイナル・カット」版に合わせ、なんとサントラも3枚組で12/10に発売! さすがにコレは驚きました。

CD3枚組『Blade Runner Trilogy: 25th Anniversary』
・94年発表のオリジナル・サウンドトラック
・サントラ未収録のレア・ディスク
・ヴァンゲリスが製作25周年を記念して書き下ろした新曲!

英国製だそうで、国内盤も出るかもしれませんが、日本のamazonですでに買えるようなのです(12/10発売なのでコレだと思いますが、念のためにご確認ください)。

●ニュースソース:CDジャーナル

http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=17255

いやもう『ブレードランナー』と言えば、ニューアメリカン・オーケストラの再演奏盤をつかまされて「コレジャナイCD」に泣いた方が多いと思うのですが、1994年のサントラもすでに入手難、今度のが決定版にはることを願ってます。
エンディング曲だけあればいいやという方には、こちらがお勧め。他の収録曲もすばらしい1枚です。

●ザ・ベリー・ベスト・オブ・ヴァンゲリス

DVDの方は、すでにあちこちで話題になってるとおりで、現存する全バージョンを入れた5枚組みです。

●『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション

どうせ次世代になるから、どうしようかとも思ったんですが。
いやもういいんですよ。
これは「お布施」ですから。はいはい。
ベータも買ったし、冒頭の縦ローリングする英文字幕に日本語字幕が横断する無謀なトリミング版のLDも買ったし、クライテリオン版のダビングというウワサもあった眠い画質のワイドスクリーン版LDも買ったし、ディレクターズカットのDVDも買いました。
……という人向けなんですよね? 「過去の全部入り」ということですから。

しかも! あのネットに静止画だけ流れていた「ふたつで充分ですよ」のドンブリの中身が写っているワークプリントまで収録。ついに最終兵器の登場ですな。「そうきたか!」と思ってしまった以上、これはイデに取り込まれたんだ、「お布施」なんだと覚悟した次第です。念のために「ファイナルカット版」を新宿バルト9で観てから最後に決断しますが。なかなか行く時間が作れないですね~。うう。
そういや今回のバージョン、編集も音響もやり直しているので、「あー、なんだか変なものがおっこってきたぞー」という日本語ガヤがループしているのは、そんなに聞こえないらしいですね……。ちょっと残念。

<蛇足>
ちなみにヴァンゲリスのメインテーマ、私の耳には、

 ♪ツンデレ ツンデレ ツンデレ ツンデレ……
    だんどん! だんどん! だんどん! だんどん!

としか聞こえません……。

| | トラックバック (2)

2007年11月15日 (木)

【注目のDVD-BOX】バビル2世

●バビル2世 DVD-BOX

最初は深夜枠でやっていた通称『バビル偽』の方かと思いました。いや、あれはあれで好きだったんですが。考えらえないような、エラーかと思うような映像が続出だったので(笑)。あ、でもDVDだと直ってるのかなあ。

荒木伸吾さんの方の……というと、マイケル・ジャクソンも大好きだというOVAの方になっちゃうから、ややこしいですね。要するに東映動画版です。

たまにカラオケで1話の映像を観ますが、荒木さんの作画はすばらしい。まあそのために予約という感じでした。前に出たときの半額くらいになっているので。

それにしても岡田斗司夫さんの新書「「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書 61)」でも話題になってましたが、バビル2世って実は建設的なことはあまりやってないんですよね。ヨミ様の方がむしろ積極的に計画をたて、人を雇用して基地建設を行い、部下のケアをして……など、社会的貢献っぽいことをしてる(笑)。「悪魔の基地を壊すため」とは良く言ったもので、バビル2世の行動原理はヨミありきのカウンターで、まあ野党みたいな感じかも。

……と、これは原作の話で、アニメの方は後半、ワカメちゃん声の彼女を忘れてバビルカーに乗って牧畜という、後の『グレンダイザー』(これも後半は荒木キャラ)を彷彿とさせるユルユル展開になるはずで。夏休みの再放送とかでは、だいたいそこに到達する前に飽きて観るのをやめてたんで(笑)、そこら辺を改めて確認したかったりもします。

| | トラックバック (0)