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2017年11月

2017年11月29日 (水)

氷川竜介のプロフィール

近年、「作成しましたので見てください」と送ってこられるプロフィールが、ことごとく古かったり間違っていたりして、非常に苦慮しております。まずお願いしたいのは「ウィキペディアを見て書かないでください」ということです。これは自分だけでなく、身近なクリエイターさんの多くが願っていることです。たとえばある方は、出身地が間違っていたので、知人に頼んで修正したところ、すぐさま間違いに戻されて、諦めたそうです。人格を揶揄するようなトーンの文章が筆頭に書かれていて、苦笑していた監督さんもいます。取材のときライターがウィキペディアのプリントを拡げたら、話す気がなくなると言った方もいます。
氷川の場合はもっとも最近の単著である「細田守の世界」が掲載されていません(2年前の本なのに)。総じて掲載はかなり恣意的であり、本人が載せてほしいと思うようなことが載っていないし、マメに最新に更新されているかどうかは分からないのです。それはそれでウィキペディアの方針として尊重すべき部分もあるのでしょうが(世間からの更新の無関心も指標ってことでしょう?)、ちゃんとしたアプローチをしたいのであれば、きちんと最新情報を調べていただきたいのです。

自分なりに講演会や文化庁関係の仕事など、発信はしているつもりでしたが、なかなかブログなどのオフィシャル情報が更新できていないのも一因かと思い至りました。今後、折に触れて情報発信したいと思います。
一例として、下記に示します(発信先により書き分けたもののひとつ)

300w
1958年兵庫県生まれ。アニメ・特撮研究家、明治大学大学院兼任講師。東京工業大学卒。1977年に月刊OUT「宇宙戦艦ヤマト特集」でデビューし、黎明期のアニメ特撮出版、レコードに関わる。IT系企業で通信機器開発に携わり、国際標準化活動の経験あり。文化庁メディア芸術祭審査委員、毎日映画コンクール審査委員などを歴任。文化庁向けに「日本特撮に関する調査報告書」「日本アニメーションガイド ロボットアニメ編」を執筆(共著)。主な編著等:「20年目のザンボット3」(太田出版)、「世紀末アニメ熱論」(キネマ旬報社)、「細田守の世界――希望と奇跡を生むアニメーション」(祥伝社、2015年)、「ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ」(カラー)など。
《留意事項》
・肩書き
「アニメ・特撮研究家」ナカグロはあってもなくても。
「アニメ評論家」「アニメライター」「編集者」などは避けてください。そういう時期もありましたが、人は変化するものです。「評論家」は2014年の大学院就任以後、やめています。ライター業は、ごく一部のみへの対応とさせていただいていますし、基本は著作性のある署名原稿のみです。

・本年は「兼任講師」です
修正が間に合わず、一部資料で「客員教授」と出ていますが、任期が3年なので2016年度末(2017年3月)で満了し、研究室なども返上しました。引き続き「兼任講師」で明治大学大学院にはお世話になっています。今後また変更の可能性がありますが、随時お知らせいたします。

・今後は公的活動が中心です
2018年2月で還暦を迎えることもあり、60代の仕事の傾向を「まとめ」の方向へ転換しようと考えています。もちろん最新動向もキャッチアップしつつですが、優先度を考えていくことになると思います。ここまでで分かったことを体系づけてまとめて行くだけで、軽く10年はあっという間だと覚悟しています(手前10年がそうだったので)。幸い、アーカイブなどを中心としたさまざまな公的活動と、その方向性も合致しているようなので、その流れと足並みをそろえて、人生の仕上げにかかりたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。

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