「宇宙戦艦ヤマト」効果音の柏原満さんのシンポジウム
氷川も昨年まで審査委員を担当したメディア芸術祭、今年のアニメーション部門功労賞に、敬愛する効果マンの柏原満さんが選ばれました。おめでとうございます。
柏原さんはミキサーとして「鉄腕アトム」に参加し、大野松雄さんの「アニメの効果音」の考え方に感銘を受けて、この道へ。その後「サザエさん」「宇宙戦艦ヤマト」「ドラえもん」と、日本を代表するアニメ作品の効果音を手がけられます。もうこの4タイトル全部に参加しているというだけでも、すばらしい。「宇宙戦艦ヤマト」の効果音は「2199」にも引き継がれ、そして「サザエさん」はいまだ現役なのですから、この半世紀のアニメの歴史そのものという方です。
「マグマ大使」や「悟空の大冒険」、「佐武と市捕物控」など、子どものころに接して記憶に残った音の大半を柏原さんが手がけられているという事実を知ったときには、やはり芸術とはそういうものなのだと。クレジットがあろうがなかろうが、響くものは響くんだと思いました。
さて、そのメディア芸術祭の展示会場では、こんなスイッチが大人気です。

説明は不要かと思いますが、ヘッドフォンでボタンを押せば、「あの音、この音」が出るという仕掛け。持って帰れないのかな、市販してほしいと思うくらいです。効果音そのものもキャラクターであり、生命と世界を生み出すアニメーションなんだということが、如実に分かる至福のときです。
という長い前置きで何が言いたいかと言えば。
そんな柏原満さんのメディア芸術祭功労賞受賞を記念したシンポジウムが開催されます。
そんな柏原満さんのメディア芸術祭功労賞受賞を記念したシンポジウムが開催されます。
ご興味のある方は、ぜひともご聴講をと、呼びかける次第です。
事例は杉井ギサブロー監督の「銀河鉄道の夜」他、いろいろ出るようですが、具体的に書かれていないので、当日のお楽しみ。事前登録制です。
どうかよろしくお願いします。
以下、開催概要の引用。
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「アニメーションと音の世界」
サウンドディレクターとして日本のアニメーションを黎明期から牽引してきた柏原満氏。『鉄腕アトム』『宇宙戦艦ヤマト』『ドラえもん のび太の魔界大冒険』などの劇場アニメーション、長寿番組である『サザエさん』等……。多数のアニメーション作品の音響効果を手掛けてきた柏原氏のサウンドは、誰もが一度は出会っているといっても過言ではありません。本イベントでは、遊び心と感動する心を大切にし、常に作品に見合った最良の効果音を追求する柏原氏の仕事を、ご本人を交えて紹介します。さらに、柏原氏と細野晴臣氏がサウンドを手掛けた劇場アニメーション『銀河鉄道の夜』(原作:宮沢賢治)の監督、杉井ギサブロー(審査委員)がモデレーターとして参加し、作品に生命感を与える音響効果に迫ります。
日時2月14日(金)17:30~19:00
会場国立新美術館[3階 講堂]
出演柏原満(功労賞/音響効果)
モデレーター杉井ギサブロー(アニメーション部門審査委員/アニメーション映画監督)
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