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2012年8月

2012年8月29日 (水)

コミックマーケット用個人誌、通販のお知らせ

「サークル名:IRD工房、雑誌名:ロトさんの本」でコミケ用に作っていた本もVol.29と、もうすぐ15年になります。従来、会場まで来ていただく方のために、コミケといくつかイベントでの販売のみのつもりでしたが、COMIC ZINさんが再三、足を運んで会場から運んでいったこともあって、新刊とバックナンバーの若干部数を委託することにしました。
http://shop.comiczin.jp/products/list.php?category_id=1767
ご興味ある方は、ご利用いただければ幸いです。
秋葉原での店頭併売もされているようです。

すでにしていくつか売り切れとなっていて、恐縮です。
Vol.26(ヤマト)、Vol.27(金田伊功さん)は在庫はこれでラストなので、コミケ会場ともども販売は終了です。
基本的に再版はありません(ごくまれにひょっこり隠れ在庫が出てくることもありますが)。

それ以外のEX1、EX2、Vol.29の3冊、あるいはVol.28その他に関しては在庫があります。
もし今後ZINさんの方で追加オーダーが出たりするようなら、随時、お知らせいたします。
コミケ時まで在庫が残っていればバックナンバーは販売するようにします。

不慣れでよく分かってないところもありますが、どうかよろしくお願いします。

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2012年8月24日 (金)

「今 敏 第2エッセイ集」電子書籍で26日から発売

早いもので、今 敏監督が衝撃の急逝されてからこの24日で丸2年となりました。監督とのお付き合いは10年弱でしたが、作品、言葉とも多大なるものをいただきました。
いくら悔やんでも仕方がないことではありますが、26日に監督の第2エッセイ集が電子書籍で発売されることになりました。詳細は以下で。

http://konstone.s-kon.net/modules/works/index.php?content_id=12

少し先に見せていただきましたが、実に……こう「らしい」という感じのたたずまいの体裁に感心しきりでした。ネットで拝見した文章もあるのですが、あらためて白い部分を活かしてタテに組まれたのが、非常に端正な印象です。没直前に始められたTwitterのみ横組みなのも、やっぱり「らしい」ですよね。
こうやって遺されたものが「生きている」という感じは、「虚実」を自在にあやつっていた今 敏監督ならではだと思います。

特に、あの「遺書」を含めた闘病の記録は……とても冷静には読めないので、少しずつ読み進むことになると思いますが、残された人への「想い」がたっぷりなので、真摯に受けとめたいと思います。

ちなみに提供形態はPDFですが、iPadで読んでみると目次からリンクで跳べるなど、けっこう操作性もよくて、その点でも感心しました。ご興味おありの方は、サンプルもダウンロード可能なので、ぜひチェックしてみてください。

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2012年8月 9日 (木)

夏のコミケは日曜日に出ます。新刊、今度も2冊!

夏のコミックマーケット、今回も新刊2冊に挑戦し入稿しています。
ギリギリだったので、刷り上がりはまだ。
出展は3日目(日曜日)になります。

・8月12日(日) 東地区 T-08b
  サークル名「IRD工房」(評論コーナーです)

・新刊その1
 「ロトさんの本29
  池袋コミュニティ・カレッジ講義録
  評論編(1) 評価する切り口は武器」
 500円
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「池袋コミュニティカレッジ」で行った講義録です。全6回のうち1回目で、どういう意識でアニメを語っているか、どんなことが評価のための武器になるか、その切り口とは何か、みたいなことを語っています。最後の方で「STEINS;GATE」を実例に具体論も語っています。
2回目以後も可能であれば出し続けていきたいです。

・新刊その2
 「ロトさんの本 EX-2
  アニメを語る技術」
 (アニメージュオリジナル連載分)
 500円
12_ex2

「EX-2」は、こちらのシリーズは再録を基本にしていますので、アニメージュオリジナルに連載した原稿プラス2本分の単発原稿でまとめています。連載は「アニメを語る技術」ということで、実際に池袋コミュニティカレッジでも参考資料に配ってまして、一部の話題は重なり合っていますが、それなりに連載時の具体例などもあるので、別の角度で楽しんでいただければと。

今年は強烈な過密スケジュールではありましたが、おかげさまでなんとか落とさず、まとめることができました。旧原稿再録のEXも、もう少しピッチをあげ、この10年余の仕事を整理しつつ、何か次につながることを考えていきたいなと思ってます。そういう意味でも当面、ダブルリリースを継続できたらなあと。

猛暑の中ではありますが、ぜひよろしくお願いします。

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