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2010年9月 3日 (金)

間もなく発売!ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集

かなり時間かかってしまい、お待ちいただいている読者の方々、関係各位には申し訳ありませんでした。
ですが、ようやく完成しました。苦労した分、非常に嬉しいです。
間もなく刷り上がり、6日には店頭に並ぶのではないでしょうか。前回同様にインタビューパートを担当しました。

(インタビューパートの「後書き」より)
 『破』に関するメインスタッフの証言集は、『序』と大きく方針を変えることにした。(中略)取材対象者を絞りこみ、より深く「何がエヴァに起きたか」を記録できるように配慮した。(中略)今回は「エヴァがいかにして『破』になったか」が取材の焦点となる。
 (中略)『序』のときは一名あたり30~40分と短い方も多かったが、今回は最低でも90分以上は聞いているため、テキストの総量も増え、内容の掘りさげもディープになっているはずである。
 特に『破』の代表的な変化点、新キャラクター、新EVA、アスカの変更点、挿入歌の使い方、進化したCGの用法、TV版第拾九話との異同などについては、読者の関心も深いはずなので、事象が立体的に浮かぶよう入念に取材した。(中略)雑誌などでは捨てるようなディテールや現場発ならではのゆらぎも拾っているので、そうした臨場感をお楽しみいただければと思う。

……ということで、前回「序」のときと誌面レイアウトなどは踏襲していますが、方向性はけっこう深掘りになってます。デザインなどでも「なんであそこは、ああなってんだ?」的なことは画稿と付け合わせれば、かなりのことが分かるはずです。そのデザイン画稿についても、「破」のために用意されたラフ的なものも収録。圧巻の楽しさです。
そしてそして、一番の目玉は「マリ」を中心とした作品づくりですね。エンタメを目指すという方向はブレてないにせよ、途中のあまりにもすさまじい紆余曲折には信じられないものがあります。しかし、そうでもしないと「魂」が宿らないというあたりはゾクゾクするものがあるわけで、特に鶴巻監督パートは「ものづくり」に関心のある方、ぜひ目をとおしていただけたらなあと。

実は今日時点でまだサンプルが到着していないので、到着したらまた気づいたことを載せるかもです。今回、フィルムストーリー部分と分けたので、また一段とボリュームアップしてるはずです。「破」のムックは出てないはずなので、そういう意味でも究極にして決定版になるかと思います。
そして、これを読んだらBlu-rayの本編、メイキング映像がまた「違ったもの」に見え始めるはずです。アニメーションはそこが面白い。正解はいつもひとつではなく、多面体のきらめきをもっているのが大きな魅力です。それは食材に対するスパイスみたいなものかもしれませんが、確実にまた味が出てくるわけで、そうした仕事に関われて幸せです。

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受信: 2010年9月 3日 (金) 08時11分

» 「破」全記録全集・庵野総監督インタビューの感想 [ユイさんのこと、を想う]
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」全記録全集の庵野総監督のインタビューの感想です。31Pもの大ボリュームのインタビューには、制作の苦労話から奥様への想いに至るまで濃ーいお話が聞けました。... [続きを読む]

受信: 2010年9月15日 (水) 16時51分

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