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2010年8月

2010年8月31日 (火)

産経新聞朝刊:今 敏監督への追悼文Web版

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100831/bsi1008310900001-n1.htm

Web版もあがっていましたので、リンクを紹介します。

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産経新聞朝刊に今 敏監督の追悼文

31日産経新聞朝刊の文化欄に今 敏監督の追悼文を寄稿しました。
それほど長くはないですが、作品の特徴とすごさを挙げ、そしてそれに遺作にして待機中の新作『夢みる機械』の件をリンクしています。
驚いた、哀しい、残念……。それは当然です。でも、そこで止まっていていいのかと。
まだ作品は遺されてます。まだ全貌が明らかでない新作さえもが。
ファンとしては、まずは旧作を再見して今さんの魂の在処、自分がなぜ好きだったのかを確かめつつ、この新作の実現を全力で応援したいではないですか。
それが、現実の世界にも「死してなお新作を見せる」という奇跡を起こす呼び水になればと願っています。
ありったけの心をこめましたので、そんな想いが届けばと。
iPadでも配信されるはずです。よろしくお願いします。

P.S.新聞の慣例で「今(半角アケル)敏監督」の表記ではなくなってます。

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2010年8月26日 (木)

今 敏監督への追悼原稿

今 敏監督への最初の追悼原稿になりました。「氷川竜介のチャンネル探訪」
下半分はおそらく他のメディアではしばし触れられない関連作品でしょう。
(アニメの「AKIRA」は無関係で漫画のみの参加ですが。
また、パトレイバーの写真なども内容と厳密に合ってはいないです)

http://blog.b-ch.com/blog/info/cate/31

「なぜレイアウトに集中する作品づくりになっていったか」については、今 敏監督には作品歴ふくめてけっこう深く聞いていたことがあるので、いずれもっときちんと紹介したいところです。

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2010年8月25日 (水)

今 敏監督(46歳)逝去を悼む

『パーフェクトブルー』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『妄想代理人』『パプリカ』と刺激的なアニメーション作品を監督されてきた今 敏監督が 8月24日(火)の朝、亡くなりました。病気療養中のことと聞いています。46歳でした。発表のあった公式サイトはアクセス過剰のようなので、リンクは差し控えます。

その作品の魅力や業績については、もう少し頭を整理しつつ、いずれきちんと語らねばならないですが、数々のアニメーション作品の中でも、今 敏監督の映画には格別の想いが残っています。
『千年女優』のプレスシートに寄せた拙文を気に入ってくださったそうで、その後に同作でインタビューさせていただいたとき、過分な言葉をいただいて恐縮しました。以後、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』、さかのぼって再発された『パーフェクトブルー』と、劇場映画については全作、何かしらロングインタビューないし評論をパッケージに書かせていただいてます。
その仕事のプロセスの中で、アニメーションとは何者なのか、その楽しさは何かということについて、計り知れないヒントと刺激をいただきました。次の新作「夢見る機械」でもすでに刺激的なイメージボードが提示され、またあの脳がしびれるようなお話が聞けるかもしれないと楽しみにしていましたが、それはかなわぬこととなりました。
残された切実なお言葉から推察するに、新作のフィルムに関してはまだ希望があるようです。
お話をうかがえない、あるいは拙文が読んでいただけない寂しさはありますが、そこに期待を残しつつ、いまはただ安らかにと願いばかりです。合掌。

P.S.「今 敏監督」関連のオフィシャル文書(DVDライナーやプレスシート)でのライティングには表記ルールがありました。「今監督」「今敏監督」ではなく、半角スペース入りの「今 敏監督」が、監督の好んでおられた表記です。私が言うのは余計なことかもしれませんが、できればよろしくお願いします。

P.S.2 ビデオグラム以外ですと、以下のムックで全監督作品に関する解説を書かせていただきました。

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2010年8月14日 (土)

『ブラック★ロックシューター祭り2010』

「メガミマガジン」に解説を書いた関係で、このイベントに出ることになりました。

イベント名: ブラック★ロックシューター祭り2010
日程: 2010年8月15日(日) 11:00~21:00
入場料: 無料
会場:  秋葉原 UDX
(詳しくは以下リンクで)
http://www.blackrockshooter.jp/event/event_20100809.html

ステージの第一部:アニメ「ブラック★ロックシューター」の謎に迫る 17:00~ に登壇予定です。
成り立ちやビジネス展開など、さまざまな観点で興味深い作品ですので、興味津々です。

なおコミケ会場の方は14時すぎには撤収しますので、お早めのご来場を。
(いつもだいたいそれぐらいに引けるのですが、今回はこのイベントあるので確実に撤収します)。

「ブラック★ロックシューター」については、メガミマガジンがお買い得ではないかと思います。
880円に100円ほどのトールケースを買えば、ジャケットと解説書と50分のOVA本編がまるまる入ったDVDが付録についているので、セル商品と変わらないものができるという仕掛けには、見本誌もらってちょっとギョッとしました。
DVDはホビージャパン、アニメディアにも付録でついています。amazonでは一部完売みたいですが、まだ書店にはあるかもしれません。
ホビージャパンのストップモーションアニメ化計画にも、のけぞりました。次々と何をやらかすのか、目が話せないです。月曜オンエアの「A&Gプラスナビ」でも言及してます。最先端の注目作であることは間違いないです。

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今夜!「MAG・ネット スペシャル アニメの革命児 金田伊功 」

BS2では、8/14土23:00~ いよいよ今夜放送です。
収録は終わっていて、予定どおり「金田アニメの秘密」について、とある方法でお見せしたものが写る予定です。
実は金田さんだけの秘密というわけでもなくて、アニメの本質についてのことなのです。ヒントは「時間と空間」でしょうか。「BSアニメ夜話」でも何度か話をしようとして頓挫していたことなので、ようやく念願かなってのことでもあるし、うまく説明できていればなあと思います。
至らなかったところもあろうかと思いますが、「アニメーションの作画って何だろう?」ということ、いったいアニメーターは何を見て何をしているのか、その楽しさの本質をもっと知ってほしくて、一所懸命やりました。アニメから受ける楽しさを深める手助けになればなあと願っていますし、故人にとってそれが一番喜んでいただけることではないかなと思いました。

あと、金田アニメを語るうえで絶対にはずせないのに、どういうわけかDVD化されていないとある作品も流れるはずなので(長めに流すよう重ねて重ねてお願いしておきました)、その点でも必見です。
1時間番組なので、見応えあると思います。
ぜひよろしくお願いします。

『MAG・ネット スペシャル アニメの革命児 金田伊功』

[出演者]
庵野秀明、越智一裕、小林治、貞光紳也
友永和秀、野田卓雄、氷川竜介、村上隆

[放送日時]
8月14日(土)23:00~24:00(BS2)
8月23日(月)23:15~24:15(BS hi)

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2010年8月13日 (金)

夏のコミケは3日目、15(日)東2N-47a

夏のコミックマーケット用の個人誌、見本が刷り上がってきました。
おかげさまで新刊は落とさずにすみました。

 3日目、15(日)東2N-47a
 IRD工房「ロトさんの本Vol.26 アニメ重箱の隅」

http://twitcomike.jp/?id=0078-3-NNa-47-a

月刊アニメージュ公式サイト連載コラムを増補改訂
地上波デジタル放送&Blu-ray時代の
アニメファン向け情報を満載

作品評に近い話も『true tears』『アニクリ15』『ウォーリー』ほか、いくつか掲載しています。
どうか、よろしくお願いします。

P.S.今回いつものページ数より膨大に増えているため、500円→800円となってます。
 ご了解くださるとともに、小銭をご用意いただけると幸いです。

P.S.2 竹熊健太郎氏の同人誌マヴォ(西“ぬ”-01b)で、「海からの使者」に関する対談をしています。あわせてどうぞ。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/dvd-f515.html

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2010年8月 6日 (金)

『サマーウォーズ』TV放送・続報

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100805_385702.html

具体的にどう編集したかなど含め、こちらでニュースになってました。
ダビングというのは、要するに普通にカットしてしまうと音楽や効果音がぶつ切りになるわけですが、テレビ放送用に編集しなおしたものに、また音をつけ直したということ。これは新しく演出し直したことに匹敵するので、テレビ放送バージョンとしてどう仕上がっているかも楽しみです。

あと細田守監督はBlu-ray化のときに手を入れていて、家庭視聴を前提にリフレーミングする他、iPhoneのローミング表示を修正したりもしているので、もし劇場以来という方がいらっしゃれば、それも楽しみどころのひとつではないでしょうか。

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2010年8月 5日 (木)

「サマーウォーズ」のシーンガイド

明日放送、金曜ロードショー「サマーウォーズ」のデータ作文(シーンガイド)をお手伝いしました。
地上波デジタルだとdボタンを押せば、シーンごとに解説が出る仕組みです。
映画の放送では初の試みだそうです。
Blu-rayの解説は止めて読むこともできるので、固めに長めに書きましたが、その要点だけにした感じです。
(自分の担当分は)。
一部機種以外は録画できないらしいので、リアルタイムで楽しもうと思っています。
放送ならではの同時試聴体験も良いものですよね。

なお放送ワクの都合で、細田守監督がみずから編集されたバージョンとなっていますので、それも楽しみです。
どこを取捨選択するのかで、また何か楽しみのポイントが見つかりそうなので。

ノーカットが良い方には、この2010年8月1日(まさに映画内で描かれたその当日)に、Blu-rayのスタンダード版も出ていますので、こちらもぜひ(特に仕事はしてないですが)。

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