5月1日公開『いばらの王』はオススメ!
サンライズ制作の映画『いばらの王』の公開日です。ノーマークの方が多いと思いますが、これは必見の問題作であり、同時に娯楽大作でもある希有な作品です。
サンライズステーション氷川竜介コラム 「『いばらの王』と『THEビッグオー』をつなぐメタな問いかけ」も公開されています(登録要) ネタバレはしてないつもりですが、勘の鋭い人は要注意です。
予告編は、こちら
http://www.kingofthorn.net/jp/index.php
公式サイトにも応援コメントをしました。
それで、5月1日の公開日を迎え、思い切り勝手に応援しようと思ったんですが、いやこれがホントに紹介するのが難しい映画です。予備知識ゼロで「なにそれ?」と油断してる方がむしろ娯楽性が高まる作品で。何も知らないで観て、ホントに良かったと思いました。
ということは……。何がすごいのか、これって紹介できない作品じゃんと(笑)。
言えるのは、
・通常のアニメ映画を見るのとちょっとレギュレーションが違う感じが良かった
・没入感がすごかった。で、その上で「そう来るの?」なので、まいった
まあ、こんなところでしょうか。
おそらく予告編から推察されるであろうイメージは、間違いなく裏切られます。私もすんげービックリしたのは間違いないことです(試写では直前に予告がついてた)。でも、予告にあるとおりのお話でもあるんですよね……。死病治療用のコールドスリープから目覚めたら、そこはモンスターが襲ってくるサバイバルの世界。そうなんだよ。けどね……。
そうした一種の巧みさもコミで楽しめる、非常に多層構造にもなった映画でもあったり。他の同時期のアニメ映画って、イスに座ってスクリーン観て、まず予想とそんなに大きく違わないものが観られるわけですよ。でも、「いばらの王」だけは違います。「ええーー!」ですよ、「ええー!」の連続(笑)。ともあれ、「映画の日」でもあるので、ご覧になれる方はぜひに。
あまりに隔靴掻痒で気になる方は、サイト「アニメ!アニメ!」に掲載された監督インタビューをどうぞ。
http://www.animeanime.jp/interview/ibara1-1.html
ちなみに原作はTVアニメ『DARKER THAN BLACK』シリーズのキャラクター原案を手がけた岩原裕二の漫画です。ただし、原作者自身が「3度見なければ」と言ってるわけですよね。ええ、実際そういう映画なんです。ともあれ、お楽しみに。
| 固定リンク