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2010年4月

2010年4月26日 (月)

「マイマイ新子と千年の魔法」DVD化決定

http://blog.goo.ne.jp/maimai_1121/e/410d8f2fc17092021ac41edbec52221f

公式なアナウンスがありました。ようやく……ということで、まずはほっとしています。
ともに応援くださった方々に感謝です。
いまだ公開継続中という奇跡あってこそのDVD化だと思います。仮にあのまま公開が完全に途絶えてしまい、ルーチン的にぱっとDVDを出して少しでも回収みたいな道に入ってしまったなら、「売れないDVD」がまた1タイトル増えるだけだったであろうと思います。粘り勝ちであろうと。
劇場の暗く集中できる、孤独だが連帯のあるという特別な空間での視聴を前提とした作品ではありますが、そうは言っても一方で劇場に行けない方も少なからずいらっしゃるわけで。これでまた1人でも多くの方がご覧になることを祈っております。

今はともかく、1ファンとして発売を心待ちにしています。

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2010年4月23日 (金)

【池袋コミカレ】SFロボット・アニメの歴史(60年代)

約1年近く、毎月第4土曜日に池袋コミュニティカレッジで講座を開催しています。
第1期はアニメを構成する諸要素について。第2期は監督論を行い、おかげさまで明日24日から第3期に入りました。
第3期は「SF・ロボットアニメの歴史」と称して、10年ごとに切れ目を入れつつ、歴史を概観してみたいと思います。
とはいえ、作品の羅列にしないようにしたいと思ってます。この講座全体が「アニメって何か」「何が面白いのか」「いったいどういうものなのか」ということ、特にどうして日本のアニメがこのようになったのかという問題意識で貫こうとしています。その観点から言えば、日本のアニメに大きな役割をはたしてきたSFアニメ、ロボットアニメにフォーカスしてみないことには、何も分からないのではないかなと。
一応は6回に割ってみましたが、厳密に割るのではなく、あくまでも全体像が浮かぶような意識で資料作成中です。
間際の紹介で恐縮ですが、ご興味ある方は当日参加もアリなので、よろしくお願いします。ちなみに本来の枠は1時間半なのですが、後ろの教室が空いてるのをいいことに、だいたいオーバーして2時間半近く話しています。
なお、有志の方が講座修了後に懇親会をやろうと言ってくださってるので、そちらの方もよろしくお願いします。

http://www.7cn.co.jp/cc/topics/index2.html

<構成(予定)>
1) 4月24日 60年代・少年ヒーローの時代
2) 5月22日 70年代・宇宙戦艦ヤマトの衝激
3) 6月26日 80年代・機動戦士ガンダムのリアリズム
4) 7月24日 90年代・新世紀エヴァンゲリオン、心の問題
5) 8月28日 00年代・21世紀のSFロボットアニメ
6) 9月25日 必見作品群とまとめ

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2010年4月20日 (火)

「マイマイ新子」サプライズ重大発表!

……というリリースをいただきました。
例の「危ぶまれるDVD化」に関することのようです。
この数ヶ月、みなさんの応援のおかげで状況が好転したのだとしたら、非常に嬉しいですね。
細く長くというかたちですが、ムーブメントが継続しているこの状況、それがネットを通じて毎日のように情報として伝わってくる様相は、まさに前代未聞です。今回、「ネットで生中継」が入っているのも驚き。
吉祥寺は音も大変良いそうですので、機会のある方はぜひに。

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◆この度、昨年11月より異例のロングラン上映中の
アニメ映画「マイマイ新子と千年の魔法」の主演・福田麻由子が、
23日(金)、吉祥寺バウスシアターにて開催する舞台挨拶に登壇する事が決定いたしました。

◆尚、今回の舞台挨拶では、「ニコニコ動画」「USTREAM」において、
以下URLより生中継を開催いたします。
・ニコニコ生中継→ http://live.nicovideo.jp/gate/lv15355745
・USTREAM→ http://www.ustream.tv/channel/maimai-shinko

◆そして、舞台挨拶において、
本作のファンの中で目下話題になっている“危ぶまれるDVD化”の
最終重大発表をさせて頂く事になりました。

つきましては、是非、貴媒体にて舞台挨拶開催情報のご掲載を
ご検討頂けますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

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2010年4月14日 (水)

『オーディーン 光子帆船スターライト』の主題歌

iPodのマイリストで、アニメの自主コンピレーションを作ろうとしている人は多いと思います。特にロボットアニメ、SFアニメについて。そうするとぶちあたるのが、「どうすれば効率的に数を集められるのか」というのと「レアな音源をどう入手するのか」という2点ですね。
で、去年の「ロボットアニメ大鑑」(キングレコード)のリリースをきっかけに、ブログでそういう話をしようと思って、ふと気づいたら半年以上が過ぎていたという……。
そこで体系的に話をするのはあきらめて、とりあえずメモ的にきっかけのあったものを随時紹介していこうかなと。

で、レア音源から。『オーディーン 光子帆船スターライト』というのは『宇宙戦艦ヤマト完結編』の後、1985年に西崎義展プロデューサーがつくった宇宙SFアニメ。その音楽は宮川泰+羽田健太郎に加え、天野正道や安西史孝らのT.P.Oが参加して、さらに挿入歌・主題歌にラウドネスという、壮絶なメンバーなわけですが、この85年という発表年がアダになってるんですね。というのは、ちょうどCDが出てきた時期ではあるけど、アナログ盤しかまだリリースされていない。かと言って、ヤマトほど人気があるわけでもないから、なかなかCDでも復刻されない。
同じような境遇に陥ったのは「さよならジュピター」なんて作品もありまして、ああ、これもハネケンだ、なんて。まあこちらはまだCDが非常にレアなかたちで出てはいるのですが(当時もののCD、あとは怪獣王、ハネケンランドなどのコンピレーションに一部のみ収録)。
話がそれた。まあ、そういうわけで『オーディーン』のサントラはあきらめていたんですが、ラウドネスだけは復刻されてると最近知って、ゲットしました。ベスト盤が出ていて、それにボーナストラック的に2曲入ってるんですね。特に挿入歌の「GOTTA FIGHT」はクルーがオーディーンに乗り込んでくるシークエンスに、湖川作画とともにかかるノリの良さが気にいっていて、そこだけ20回ぐらいLDで観たほど好きなので、入手できて良かったです。
主題歌の「ODIN」も収録。

ちなみに気づくきっかけになったのは、バンダイチャンネルで配信がスタートしたから。改めて観ると、こういう希有壮大なハッタリSF映画は、日本に限らずみんな作らなくなったよなー的な感慨がありました。

http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=2422

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2010年4月 9日 (金)

『東のエデン』に学ぶ、単館上映ビジネス、後編も公開

後編も公開されました。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1004/09/news011.html

新聞記事と同等なので、原稿をチェックしたわけではなく、氷川側での言い方に起因する若干正確でない部分もあります。「誰が話したことだ」が違うとか(Zガンダムの件は沢村さんのお話ではなく氷川個人の意見→修正されたそうです)、記録される前提で精密な数字を調べてこなかったとかありますので、その辺は引用されるのであればご留意ください。
ですが、大意は違ってないです。
ここしばらく、いろんなところで書いたり語ったりしてきたことを全部リンクさせた話ではあるので、まとめてくださって感謝です。

アニメの観客は、「小屋に出かけてみんなで観ると、けっこう楽しいよ」ということを再認識していただけたらと。「どうせDVDになるんでしょ」とか「ネットでチェック」というのとは、違う快楽があるんですよね。これは本当にこの数年、あらゆる事象がそっちを指しています。「アバター」の3DやIMAXなどもそうですよね。

アニメを含むメディアビジネスは激変期で、過去の常識が通用しなくなった節目であるのは事実です。しかし逆にいろんなアイデアが試せる大きなチャンスの時期でもあると信じています。今なおそうやって知恵を絞り、血を流して戦っている方たちに、何らか勇気づけ、触発できる言葉を、さまざまな機会に示していけたらなあ、と思ってます。
50年単位で一周ぐるっと回って考えたときに、新しい考えだと思い込んでいるのが、実は一番古くて堅いものかもしれない。逆に小さい小屋で手売りが新しいと見えて、それは実はショウビジネス最古の形態だったりしますから。
ただ、原点回帰そのものでもないんです。今だからこその円環構造がある。
こうした円環的な発想から、自分もいろんなことを見つめ直していきたいです。

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2010年4月 8日 (木)

『東のエデン』に学ぶ、単館上映ビジネス

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1004/08/news010.html
先日、東京国際アニメフェアで行ったシンポジウムの記事が公開されました。後編は4/9公開だそうです。

3月26日
石井朋彦(プロダクション・アイジー、プロデューサー)
斉藤守彦(映画ジャーナリスト)
氷川竜介(アニメ評論家)
数土直志(アニメアニメジャパン):司会

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2010年4月 2日 (金)

バンダイチャンネルコラム「新房昭之×シャフト」を探る(2)

http://blog.b-ch.com/blog/info/archives/135
第2回が公開されました。今回は「ひだまりスケッチ」から「夏のあらし~春夏冬中~」へ話をつなげてます。

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そういうわけで……

昨日の「樋口真嗣最新作 」のサイトは一夜明けたら、文字だけのカンバンになってました。
ふしぎ不思議。
ともあれ「待て、しかして期待せよ」だそうですので……。
そういえば、昨日4月1日は円谷プロのサイトその他、楽しかったです。

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2010年4月 1日 (木)

樋口真嗣最新作 超弩級SF大作、始動!!

リリースをいただいたので、ご案内します。
必見です!

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樋口真嗣最新作
超弩級SF大作、始動!!
謎の生命体による未曾有の非常事態に立ち向かう 
報われない救世主たちの物語。

「XX9」(仮)、近日公開!!!

公式サイト http://mmmmmmmmm.jp/
※4月1日午前0時 OPEN!!

公開時期・スタッフ・キャスト等詳細は勿論、
タイトルも未確定という前代見本の本作品。
詳細は4月下旬公開予定!
待て、しかして期待せよ!!

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