iPodのマイリストで、アニメの自主コンピレーションを作ろうとしている人は多いと思います。特にロボットアニメ、SFアニメについて。そうするとぶちあたるのが、「どうすれば効率的に数を集められるのか」というのと「レアな音源をどう入手するのか」という2点ですね。
で、去年の「ロボットアニメ大鑑」(キングレコード)のリリースをきっかけに、ブログでそういう話をしようと思って、ふと気づいたら半年以上が過ぎていたという……。
そこで体系的に話をするのはあきらめて、とりあえずメモ的にきっかけのあったものを随時紹介していこうかなと。
で、レア音源から。『オーディーン 光子帆船スターライト』というのは『宇宙戦艦ヤマト完結編』の後、1985年に西崎義展プロデューサーがつくった宇宙SFアニメ。その音楽は宮川泰+羽田健太郎に加え、天野正道や安西史孝らのT.P.Oが参加して、さらに挿入歌・主題歌にラウドネスという、壮絶なメンバーなわけですが、この85年という発表年がアダになってるんですね。というのは、ちょうどCDが出てきた時期ではあるけど、アナログ盤しかまだリリースされていない。かと言って、ヤマトほど人気があるわけでもないから、なかなかCDでも復刻されない。
同じような境遇に陥ったのは「さよならジュピター」なんて作品もありまして、ああ、これもハネケンだ、なんて。まあこちらはまだCDが非常にレアなかたちで出てはいるのですが(当時もののCD、あとは怪獣王、ハネケンランドなどのコンピレーションに一部のみ収録)。
話がそれた。まあ、そういうわけで『オーディーン』のサントラはあきらめていたんですが、ラウドネスだけは復刻されてると最近知って、ゲットしました。ベスト盤が出ていて、それにボーナストラック的に2曲入ってるんですね。特に挿入歌の「GOTTA FIGHT」はクルーがオーディーンに乗り込んでくるシークエンスに、湖川作画とともにかかるノリの良さが気にいっていて、そこだけ20回ぐらいLDで観たほど好きなので、入手できて良かったです。
主題歌の「ODIN」も収録。
ちなみに気づくきっかけになったのは、バンダイチャンネルで配信がスタートしたから。改めて観ると、こういう希有壮大なハッタリSF映画は、日本に限らずみんな作らなくなったよなー的な感慨がありました。
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=2422