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2010年2月

2010年2月26日 (金)

『サマーウォーズ』イベント

サマーウォーズ公式ブログに掲載されてしまいました。「日本で一番速くサマーウォーズBDの商品サンプルを手に入れたのは氷川竜介さん!」ということで……。

http://s-wars.jp/blog/2010/02/post_94.html

というわけで、2/27土曜日、バルト9のトークイベントに出演します。ちょうど細田監督やプロデューサーたちがニューヨーク出張中ということでもあり、また今回はブルーレイ版の特別上映ということで、関係した小生が呼ばれました。そのためにいち早く「サマーウォーズ」BDサンプルいただきました(役得でもあるが仕事優先)。
特典ディスク、サマーウォーズ仕様の花札、ARTBOOK、フィルムブックマークつき。

イベントでも紹介することになると思いますが、
特典ディスクの「サマーウォーズ・ナビ」は圧巻です。本編映像と併走してオーディオコメンタリー、絵コンテが流れ、脚注が出ます。そのうえポイントにアイコンが出て、そこからCGと音楽のメイキングに飛ぶ。その中に小生のガイドも入れてもらってます(文字です)。

「ナビ」の構成は2004年に「スチームボーイ」音響取材でいっしょに渡米した菊崎氏。「BDだと特典でここまでできる」と指標にしたいと。同ディスクは他にも膨大な予告・プロモ・海外映画祭・監督の言葉に加え、設定書も高解像度で完璧。
ブルーレイの大容量・高解像度を商品の付加価値にどう応用していくかは、まだまだ模索段階ではありますが、ひとつのサンプルになるのではないかと思います。

2/27には恒例の池袋コミュニティカレッジでも「細田守監督」に関する講義を行います。ダブルヘッダーになりますね。どちらもよろしくお願いします。

P.S.公式ツイッターによれば、「
昨晩ネット予約が瞬殺されてしまった「HDリマスター版特別上映」ですが、バルト9さんでは窓口販売席も用意しているとのこと。ネットで購入できなかった方は、バルト9さんに問い合わせてみてください!」とのことでした。

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2010年2月23日 (火)

バジリスク 甲賀忍法帖 [Blu-ray]

2/24(水)に発売。2004年の作品。
山田風太郎のヒット小説を、せがわまさゆきが斬新なビジュアルで描いたした同題の漫画のアニメが、待望のBlu-ray化です。
解説書で、監督の木崎文智さん(『アフロサムライ』)、シリーズ構成/脚本のむとうやすゆきさん(『戦国BASARA』『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』)、キャラクターデザイン/総作画監督の千葉道徳さん(『機動戦士ガンダム00』)に取材しています。
美術監督の池田繁美さんは『アフロサムライ:レザレクション』でエミー賞アニメーション個人部門審査員賞を受賞、ヒロイン声優とエンディングテーマは紅白歌合戦への出場の記憶も新しい水樹奈々さん(撮り下ろしの映像特典あり)と、なかなかの豪華メンバーです。
あらためて観て「濃い作品」だなあと思いました。絵柄のこともそうなんですが、異形の忍者たちそれぞれの対決から見えてくる背負ったものや情念、そして心の奥から垣間見える人間性や普遍的な感情など、なかなか見応えあります。
時期的にSD制作なのでアップコンですが、16:9ワイドでもあるし、激しいアクションや独特の美術はブルーレイにしただけのことはあります。なかなか他ではみられない愛とバイオレンスの忍者アクション。この機にご覧になっていただければと。


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2010年2月10日 (水)

文化庁メディア芸術祭:シンポジウム金田伊功さん

※リンクが切れていたようで失礼しました。修正しました。

直前の告知で恐縮です。明日、故・金田伊功さんの受賞に関連して、シンポジウムを行います。

「第13回文化庁メディア芸術祭」
[特別功労賞受賞者シンポジウム]
2月11日(木・祝)16:00~17:30
出 演 : りんたろう(アニメーション監督)
氷川 竜介(アニメ評論家)

場所は国立新美術館(六本木もしくは乃木坂)の講堂、入場は展示ともども無料のはずですが、念のために公式HPなどでご確認ください。スライドや動画なども参照しながら、りん監督と金田さんの足跡を振り返りつつ、その画業の意味や位置づけなどを探っていきたいと思います。
同美術館では金田伊功さんに関する展示も行われています。原画を描くときに使っておられた有名な「円定規」の実物、そして小松原一男杯記念と思われる「黄金のタップ」などが貴重です。また、映画「ファイナルファンタジー」用の火焔龍っぽいエフェクトの原画など、初めてみる資料も多いです。
記事は以下をご参考に。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20100202_346617.html

本来は故人には芸術祭の賞は与えられないのを、樋口真嗣監督をはじめとする審査員や関係者の尽力での受賞となったと聞いております。ありがとうございます。
展示会用に寄稿した拙文を以下に再掲しておきます。どうか、お時間のある方はご来場ください。

ロボット、メカ、爆発、ビーム。
金田伊功さんは生物ではない事物を生き生きと、
しかも楽しげに動かして
日本のアニメ表現を進化させた立役者です。
その「動きの魅力」は数多くの才能を触発し、
クリエイターをアニメ業界に招き入れました。
アニメ全体に「生命を吹き込んだ」点で、
「金田伊功」は永遠に忘れられない名前となるでしょう。

氷川竜介(アニメ研究家)

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2010年2月 8日 (月)

『マイマイ新子と千年の魔法』続映情報

昨夜はロフトプラスワン、アニメスタイルイベントで『マイマイ新子と千年の魔法』の「公開宣伝会議」に参加してきました。予想以上に真摯な方々が集まり、こちらも勇気づけられるところがありました。残念ながら現時点では大逆転とはいかないまでも、地道に長くこの映画の良さを伝えていくことの意味を実感しました。
ちなみにこのままだとDVD化、ましてやブルーレイ化も、なかなか厳しいという事実も知りました。恥ずかしながら自分も、どんなものでもDVDになるのだから、「あとはDVDで逆転」ぐらいに軽く考えてましたが、そんなに甘くはありません……。
しかししかし、数字がすべてのこのご時世に、何か「特別なこと」を感じている方も多いのですし、どんなことも小さな努力の集積なわけですから、しつこいと思われても、地道に情報など伝えていきたいと思います。
ということで、今回は首都圏の続映情報です。ご予定の合う方は、ぜひ。

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現在ラピュタ阿佐ヶ谷にて、エクストラアンコール上映中の
映画『マイマイ新子と千年の魔法』ですが、なんと、ご好評につき、
上映最終日2月12日(金)の翌日13日(土)より一週間、
“ラストアンコール上映”することが決定しました!

◆ラピュタ阿佐ヶ谷“ラストアンコール上映”
2月13日(土)~19日(金)
レイトショー 連日 21:00より1回上映


また、関東圏内では、同じく2月13日(土)より、
神奈川県横浜市の横浜ニューテアトルでも上映が決定しております。

◆横浜ニューテアトル
2月13日(土)~26日(金)2週間限定上映!
連日16:30~ / 18:30~

さらに3/13(土)から
シネマ・アンジェリカでの上映が決定いたしました!

◆シネマ・アンジェリカ(東京都渋谷区)
[上映期間] 3月13日(土)~4月2日(金)
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