お詫びと訂正
今夏のSF大会にて『けいおん!』第2話を取りあげた発言中、一部正確さを欠いた表現がありました。
誤「(二十五万円もするギターを)四人のメンバーのうち一人が超大金持ちなんで、「私が買いますよ」って言って、買い与えてしまうのね」
正「(二十五万円もするギターを)四人のメンバーのうち一人が社長の娘の特権を利用して、差額の二十万円をディスカウントさせてしまうのね」
以上、SF大会での聴講者の方々、同発言を掲載した個人誌「ロトさんの本Vol.23」の購読者、ツイッターで発言をご覧になった方、それをまとめたサイト「クリティカルヒット」(下記リンク)を読まれた方に、謹んでお詫びとともに訂正します。
http://nipponia.blog44.fc2.com/blog-entry-201.html
もし、再引用される方はご注意ください。また、今後はより正確を期するよう心がけます。ご指摘いただいた方に深く感謝します。
発言趣旨としては、「差額の二十万円」が、ドラマ構造の「コンフリクト(障害)」になっていて、いったんはそれをバイトで解消しようとストーリーが動くのに、コンフリクトが一種の特権行使(チート)で消滅してしまう、という点に注目しています。そして、消滅するからダメだと言うつもりはなく、「コンフリクト回避の構造」の方に着目しているわけです。その趣旨に関しては、訂正の前後で変わりありません。「クリティカルヒット」の主催者さんには、その辺くみとっていただき、感謝しております。
11月下旬にNHK出版から出る「思想地図Vol.4」の座談会でも、より大きな疑問の一環として触れてますので(ギターの事例ではなくコンフリクト回避の話として)、興味のある方はご参照ください。
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