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2009年11月

2009年11月28日 (土)

劇場版「東のエデン I」映画評

http://animeanime.jp/review/archives/2009/11/_the_king_of_ed.html
本日公開の表題について映画評を書きました。
今後も、ときどき公開当日の映画評を担当していく予定です。

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2009年11月27日 (金)

『幻魔大戦』ブルーレイ、発売!

『幻魔大戦』のブルーレイが発売になりました。発売記念ということで、りんたろう監督へ取材。2つのサイトに掲載されています。亡くなった金田伊功さんの代表作でもありますので、ぜひ新システムFORSの高画質で楽しんでください。同時発売の『ファイブスター物語』もひさびさに観ましたが、セルアニメの質感がなかなか良かったです。

●BDの高クオリティーを引き出す“FORS”の威力を見よ!(ASCII.jp)

●『幻魔大戦』Blu-ray Disc化記念
りんたろう監督に聞く作品のみどころと最新作(アニメ!アニメ!)

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2009年11月23日 (月)

『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』コメント

http://yamato2009.jp/p_cm_hikawa.html

初号試写を拝見した感想です。
最初は語り起こしと考えてましたが、これは言葉を選ばないとかえって誤解を与えると思い、書き原稿にさせてもらいました。その理由コミでのコメントとなってます。
つまり「いやー、意外に面白かったよ」なんて、うっかり気軽に言うと「じゃあ、傑作なんですね!」みたいなリアクションされかねない。この「傑作」って現代のレギュレーションで言ってるに違いないんですが、この作品はその基準からすれば明らかに「規格外」なんですよね。で、考えてみたら1974年時点での『ヤマト』も当時のアニメからしたら「規格外」だったわけなんですよ。流行に背を向けてる、単に「これが面白いんだ!」という自信だけで叩きつけるものがある。言ってみれば「アナクロ」でもあって、そこ含めて「変わらない」ことへの驚きがありました。それは、「こんな世の中」になってみれば、すごく貴重なものでもあるかなと。
あと、自分はどうも「ヤマト菌」に脳を冒されているのか、どこかに「ツボ」ができてしまって、主に戦闘シーン、ヤマト発進シーンなどでそこを触られると逆らえなさそうだということも改めて気づきました。なので、公正・冷静な判断でもなかろうと思うわけですが、それはそれでいいんでしょう。醒めた目では、きっとどなたか他の方が判断してくれるでありましょう。

ということで、とりあえず期待値はナナメ20度下ぐらいに低くしたままにしておいていただき(笑)、でもどこか虚心に劇場へと足を運んでいただくことを願ってます。パンフレットのライターも担当しましたので、そちらもよろしくお願いします。

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2009年11月21日 (土)

映画評『マイマイ新子と千年の魔法』

http://animeanime.jp/review/archives/2009/11/post_47.html

片渕須直監督の最新作、レビューを書きました。
試写で拝見できたものを公開初日にレビューするという企画です。
今後も続けていきたいと思います。

なお『マイマイ新子』に関しては、デジタル文化放送の「超A&G+ナビ」でも紹介しています。
初オンエア(インターネット配信)は23日(月)16:00~17:00        になります。
以下リンクの左サイドバーからストリーミングでお聞きください。
http://agqr.jp/

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2009年11月20日 (金)

『マイマイ新子と千年の魔法』 まるごと見せます(冒頭5分)

以下のご案内をいただきました。冒頭5分でも、この映画にどういう「すごさ」があるか、すぐ分かると思います。明日の初日の参考に。同チャンネルの今後の展開もまた、楽しみですね。「アニメーターごとの原撮&動撮などを配信」というのにぐっと来ました(笑)。

※原撮は原画を撮影したもの、動撮は動画が素材。本来はチェック用ないしダミーだが、実は彩色前の方が、アニメーターの意図がはっきり見えると、作画マニアの間では定評がある。

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このたび株式会社マッドハウスは、ニコニコ動画にて
公式チャンネル「マッドハウス公式チャンネル。」を
本日20日(金)に遂にOPENいたしました。
http://ch.nicovideo.jp/channel/ch266

マッドハウスでは、制作したアニメーション作品のプロモーション映像を
配信するほか、今後ニコニコ動画内だからこそ可能なサービスを、
本チャンネルを中心に提供していきます。

最新作の映画『マイマイ新子と千年の魔法』では、冒頭丸ごと 5分を見られる
動画や、アニメーターごとの原撮&動撮などを配信。
さらに本編抜粋をニコニコ動画と youtube にて同時公開します。

本チャンネル設立を機に、マッドハウスはニコニコ動画での
オリジナルコンテンツの展開など、ニコニコ動画内でのさらなる試みを
今後も模索していきます。

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アニメ映画、冬の陣

今年はアニメ映画の多い年。特に夏に話題作・ヒット作が多かったのは記憶に新しいところです。すでに「クリスマスキャロル」、「プリキュア」はスタートしてますが、本格的には明日からがラッシュでしょう。
ラインナップはざっとこんな感じです(参考:Factoryきゃの)。

11.21    劇場版 マクロスF 虚空歌姫
11.21    マイマイ新子と千年の魔法
11.28    東のエデン 劇場版I The King of Eden
12.05    カールじいさんの空飛ぶ家
12.12    ONE PIECE FILM Strong World
12.12    宇宙戦艦ヤマト 復活篇
12.18    アバター
12.19    レイトン教授と永遠の歌姫   
12.19    アサルトガールズ
12.23    よなよなペンギン
12.23    ティンカー・ベルと月の石
12.23    アフロサムライ:レザレクション

このうち、パンフレット制作に関わっているのが「マクロスF」「ヤマト」「アフロサムライ」「アサルトガールズ」の4つ。他にも映画評や解説などでいくつか関わりができてます。適宜お知らせしていきます。
特に『マイマイ新子』は『アリーテ姫』の片渕監督らしい充実の1作でオススメ。『ヤマト』はおそらく誰もがナメてるのではないかと思いますが、えーと、その方がいいと思います。いろんな意味でビックリすること確実な映画になってますので。『アフロサムライ』は、なんとあのエミー賞を美術部門で受賞!ということで、意外な伏兵かもしれないですね。
まったく未見で楽しみなのはアメリカ勢で、『カールじいさん』『アバター』ともに3D上映前提の新しい映像世界ではないかなと。
この冬は、お楽しみが満載ということですね。

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2009年11月18日 (水)

お詫びと訂正

今夏のSF大会にて『けいおん!』第2話を取りあげた発言中、一部正確さを欠いた表現がありました。

誤「(二十五万円もするギターを)四人のメンバーのうち一人が超大金持ちなんで、「私が買いますよ」って言って、買い与えてしまうのね」

正「(二十五万円もするギターを)四人のメンバーのうち一人が社長の娘の特権を利用して、差額の二十万円をディスカウントさせてしまうのね」

以上、SF大会での聴講者の方々、同発言を掲載した個人誌「ロトさんの本Vol.23」の購読者、ツイッターで発言をご覧になった方、それをまとめたサイト「クリティカルヒット」(下記リンク)を読まれた方に、謹んでお詫びとともに訂正します。

http://nipponia.blog44.fc2.com/blog-entry-201.html

もし、再引用される方はご注意ください。また、今後はより正確を期するよう心がけます。ご指摘いただいた方に深く感謝します。

発言趣旨としては、「差額の二十万円」が、ドラマ構造の「コンフリクト(障害)」になっていて、いったんはそれをバイトで解消しようとストーリーが動くのに、コンフリクトが一種の特権行使(チート)で消滅してしまう、という点に注目しています。そして、消滅するからダメだと言うつもりはなく、「コンフリクト回避の構造」の方に着目しているわけです。その趣旨に関しては、訂正の前後で変わりありません。「クリティカルヒット」の主催者さんには、その辺くみとっていただき、感謝しております。
11月下旬にNHK出版から出る「思想地図Vol.4」の座談会でも、より大きな疑問の一環として触れてますので(ギターの事例ではなくコンフリクト回避の話として)、興味のある方はご参照ください。

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2009年11月17日 (火)

資料性博覧会

11/22(日)に中野まんだらけで、資料系同人誌の即売会が行われます。
詳しくは以下。
http://www.mandarake.co.jp/information/event/shaku/

すべての作品の資料・研究が商業化されるわけでもなく、ネットに上がるわけでもありません。資料系同人誌による研究成果の発表によって、作品が消えるかどうかという分かれ目になるかもしれません。特にテレビ時代の黎明期からの作り手で物故者も多くなった昨今、こうした動きには注目しています。
パンフレットには、「アニメ・特撮評論家である中島紳介氏のインタビュー「PUFF~怪獣倶楽部の頃」 」という記事も掲載されているそうです。私自身もこの2誌には参加して思い入れがあるので、記事が楽しみです。中島さんからも告知をよろしくとお願いされましたので、ご興味のある方はぜひご参加を。

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2009年11月10日 (火)

自主制作アニメ『フミコの告白』

冬のアニメ映画で大変なことになって更新滞ってますが、とりあえず、生きてます(笑)。
で、今日の話題は表題の自主映画。短いなかにアニメーションの面白さ、魅力がいっぱい詰まってます。ぜひ1人でも多くの方に関心をもっていただきたいなと思いました。
商業アニメの世界は現状いろいろと大変ですが、だからといってアニメーションの本質的な面白さが何か変質するわけではないんだなというか。ともかく、とても大事なものを継承してもらった感ふくめて感動的です。理屈はさておき、フィルムがともかく面白くて爆笑なのでぜひご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/Tete/

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