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2009年5月

2009年5月28日 (木)

「劇場版 機動戦士ガンダム」HDリマスター版によるDLP興行

●「機動戦士ガンダム」30周年記念上映
http://www.gundam30th.net/campaign/index.html

6/27から地域限定ですが、なんとHDリマスター版の劇場公開が決定しました。DLP興行ということで、デジタルからの送り出し。DVD発売記念のイベントで「めぐりあい宇宙編」だけ拝見しましたが、完全に当時のフィルムを凌駕する画質で、ある種の昔年のモヤモヤが晴れる感じでした。
というのはファーストガンダムは、TVシリーズのネガ原版が16mmだったんですね。それで映画は35mmなんですが、劇場版制作時は画質を一定化するために新作カットも16mmで撮影して合わせ込む必要があったわけです。当時、セル撮影にも行きましたので、せっかく安彦良和さんが新作したカットが16mmなんて……と思いましたし、実際に劇場で観ても粒状感が出てしまって「うーん」という部分があったわけです。
特にそれが顕著なのが、新作がかなりの割合を占める「めぐりあい」だったわわけで。それがDLP上映だとセル画のままの色味で再現されて、改めて感動したわけでした。
ということで、この時期は少し忙しいはずですが、なんとか都合つけて行ってみたいと思ってます。せめて「めぐりあい」だけでも……(イベント時は時間の都合で中盤からしか観てないので)。

なお、劇場版ガンダム3部作のDVDは「ガンダム30thアニバーサリーコレクション」として廉価版(3000円)でリマスター版が7/24にリリース予定です。amazonだと「2199円」という値段がついていて、「そりゃヤマトだろう!」とつっこんでしまいました(笑)。

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2009年5月25日 (月)

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 』ブルーレイ出荷

amazonではまだ「予約」となっていますが、すでに出荷は始まったようです。早い方はもう入手されたでしょうか。
今回は「序」をブルーレイ化したということですが、単に高解像度となった以外に、次の特徴があります。

1)バージョンが1.11になりました
 劇場公開時は1.0、前回のDVD時は1.01、そして今回は1.11です。
 どこが違うかと言えば、まず全尺が違ってます。数分間、長くなっています。長くなったのは主として第1話に相当するところですが、単に第1話と同じカットを足したのではないところがミソですね。アフレコも追加で収録しています。新作となったところはカット番号が明記されていますので、全記録全集をお持ちの方は読み合わせてみてはいかがでしょうか。意外な発見があるかもしれませんよ。

2)デジタルマスターとなりました
 前回のDVDはフィルムからのテレシネですが、1.11はブルーレイ、DVDともにデジタルマスターです。これはアニメがデジタル化されたときからの宿命みたいなものです。「BLOOD」の劇場版の方でもすでにフィルムマスター、デジタルマスターの両方を収録していましたし、「アリーテ姫」の監督取材でも「フィルムレコーディングを繰り返してデジタルの方の色を補正して決めた」と聞いてますので、どちらを正解とするかは本当に微妙です。
 こちらの視聴環境ではブルーレイの再現性とあいまって、かなり明瞭度が増しました。全記録全集で描き足されたメカのディテールをもっと見たいと思ってたので、その欲求には応えてます。一番ビックリはヤシマ作戦時の暗い部屋で、後ろに貼ってあるメモ用紙とか見えるようになったことですかね。ただ、使っているPCソフト2種とブラウン管に出したときの黒レベルがけっこう違ってたので、黒方向は多少しまっている方が格好良く見えると思います。

3)BDの特殊機能を使ってます
 今回、スポットや予告編が大量に入っているのですが、BD-Jというプログラム機能を使い、視聴済みのものはチェックBOXがつくようになってます。どこまで見たか分からなくなったときに便利です。ただし、ディスクを抜くと消えますが。

解説書に関しては、今回初めて買われる方も少なくないということと、映像特典もメイキングは収録されているので、基本的には1.01から踏襲しています。キャラ紹介、メカ紹介は前回はデザインや写真の都合で原稿は書き上げてあったものが一部略となっていましたので、それを何とか入れてもらい、改訂版となってます。
1.11に関する解説は、特に追記していません。実は原稿は用意してあったんですが、お客さんに積極的に見つけていただいた方が良いだろうということに合意し、カットしました。
確かに自分も細かいバージョン違い(リテイク後)とか、自分で見つけるの大好きでしたからね。「ヤマト」の22話(七色星団)のフィルムが2種類あるとか……。

 ご自分で発見された場合には、この先への興味も改めてかきたてられるかもしれませんしね。そういう意味ではこのブログもちょっと余計なことではあるんですが(笑)。新劇場版は、この現在進行形であるところ、ソフトらしく粘土のような柔らかさが面白いんじゃないのかなあ、ということもあり。まだまだ6話分にしかすぎない「新劇場版」を、ずっと以前の「26話+アルファ」の印象で斬ってる発言を散見すると、ガッカリするんですよね。どこまで行くか、まだまだ分からないわけですよ。それは「序」も含めての、めったにない「お楽しみ」なんですよね。そのレベルでは小生も「単なるいちファン」なので、思いきり楽しみたいと思っています。

ともあれ、ブルーレイで高密度情報をぜひとも堪能してください。できれば「破」が公開された後で、また見返してみると良いかもしれませんよ。

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2009年5月24日 (日)

謎の円盤UFO、正規CD化!「バリー・グレイ作品集」

Stand by for action! バリー・グレイ作品集
[Original recording] [Soundtrack]

6/3発売予定ですが、ビックリ!一部ですが「謎の円盤UFO」が収録されているとのことです。「スティングレイ」ともども、オリジナルサントラでは初CD化。厳密にはファンダーソンというファンクラブ仕様のCDが出ているのですが、商品化はされてないです。
このコンピレーションが売れれば、きっと……という期待もありますね。

サンダーバード・コレクション〈3枚組〉 (初回生産限定)

同時に発売されるのがコレ。過去のサントラをHQCD化した上に、エクストラ仕様で資料を満載収録……ということなので、泣きながら買い直しです。
それをさしおいても、バリー・グレイの曲には励まされるというか、あの軽快さは「仕事の友」でもありますので、その点でも到着が楽しみです。

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池袋コミュニティ・カレッジ、第1回ありがとうございました

第1回 【概論】日本製アニメの歴史的背景と特異性

昨日の土曜日に開催しました。お休みのところ、お集まりいただいた方、ありがとうございました。
時間枠的には1時間半なのですが、あらためて確認したら後ろが入っていないので延長OKということで、結果的には2時間半を超えてしまいました。本当は延びても2時間+質疑15分ぐらいかなと思ってたのですが、予告なしの長時間のお付き合い、どうもありがとうございました、
器材トラブルで若干、聞き苦しいところは申し訳なかったです。もろもろ含め、次回は改善します。なるべく講義を2時間以内にして、その後の会話とかも時間とれるようにした方が良いかなとも。まあ、一ヶ月の間に考えます。

次は6/27(土)で、第2回「絵に生命をふきこむアニメート」というテーマで行います。
単発でもお申し込み可能ですので、スケジュール合う方はぜひよろしくお願いします。
http://college.i-printnet.jp/html/200904/20090420/20090400384.htm

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ロックドリルの世界

なんだ、これは!?
そう、これぞ実在のマシーン。
地底を掘り進むロックドリル!

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ということで、何が始まったかと思われたでしょうが。7/24に発売されるDVDのパッケージです。描くのは特撮絵師・開田裕治氏。製作総指揮:樋口真嗣、監督:田口清隆!要するに先日NHKでやった『長髪大怪獣ゲハラ』のメンバーで実在の重機を撮った作品ということで、要注目のDVD。

失礼ながら、笑ってしまったのがナレーション担当で、ドリルアニメ『グレンラガン』のロージェノムなんですよ! 音楽が安西史孝さんというのもポイント高いです。ドリルアニメ、特撮ファン必見のDVDとなりそうです。

初回3000セット限定の特装版では、このパッケージイラストがプラモ箱風に仕立てられているそうで、男なら燃える!というドリルの実像、いまから楽しみです。

【作品紹介】
「黒部の太陽」でも描かれた、戦場の如きトンネル工事の世界。その現場で活躍するメカがホイール式ドリルジャンボJTH3RS-190EXだ。地 底要塞と言えるほど巨大でありながら3ブーム2ケージを自在に操り地中を掘り進む驚異のメカニズムから、“戦士”の休息にいたるまでを描く巨篇!

【収録内容】
JTH3RS-190EXに搭載されるドリフタはHD190 。ダンパー機構による衝撃の穿孔速度!さらにウイング型のブームを持つジャンボが現れる。そして青函トンネル、大清水トンネルなど名だたるトンネル工事を 担ってきた歴代ジャンボたちは、現在そして未来へと何を残したのか?

【商品仕様・特典】
◆3000セット数量限定仕様…プラモデルBOXアート風ジャケット

【スタッフ/キャスト】
製作総指揮:樋口真嗣(「新世紀エヴァンゲリオン」脚本・絵コンテ、「日本沈没」「ローレライ」他監督)
監督:田口清隆(「長髪大怪獣ゲハラ」「G」監督)
音楽:安西史孝(「うる星やつら」「みゆき」他)
イラスト:開田裕治(ガンダムシリーズのプラモデルパッケージ等)
スチール:小島健一(Webサイト「社会科見学に行こう」主宰にして大人の社会科見学ブーム火付け役。)

ナレーション:池田成志 (「天元突破グレンラガン」 ロージェノム役)


そして、本屋に行ったらこんな書籍が! 「ドリル大全」って(笑)。いやもうドリル兵器、ドリルロボは日本の伝統芸能ですが、こちらも「監修:今石洋之」ってグレンラガンのドリル監督が関わっていて、見逃せない一冊です。つい先日「極底探検船ポーラーボーラー」というドリル映画のDVDがリリースされ、さらにはTVで「黒部の太陽」という掘削ドラマをやったばかりですが。不況の昨今、無理難題を貫くドリルものがキテいるのでしょうか。自分的にはちょっとぐっと来るトレンドです。


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2009年5月15日 (金)

池袋コミュニティ・カレッジ、第1回目は5/23(土)

再掲になります。全5回の講座、第1回目が間もなくスタートです。
http://college.i-printnet.jp/html/200904/20090420/20090400384.htm


●氷川竜介のアニメの楽しみ方
アニメ表現の奥深さと面白さを発見する鑑賞術
いまや日本を代表する文化アニメ。その面白さはどう生まれるのでしょうか。作画、演出、美術など様々な角度からアニメ表現の特徴と楽しみ方を解説。言葉にして語ることで拡がる奥深い鑑賞術を第一人者が講義します。

<講座内容>
1) 5/23
【概論】日本製アニメの歴史的背景と特異性

過去行ったものの決定版とすべく、現在、スライド資料に手を入れて準備中です。
「アニメは面白い」という点は、実は「それで当然」という風に棚上げされていて、「なぜ面白いのか」は、なかなか具体的な言語化がなされていません。
「面白いとはどういうことを意味するのか」とか「具体的にどんなときに面白いと思うのか」とか「面白さを生み出す要素は何か」とか「面白さが培われてきた歴史とは何か」とか、そうした知見を整理・体系化することで、過去・現在・未来の数々のアニメ作品へ言葉をもって接することが可能になるのではないか。そんなつもりです。

1回のみの参加もありますので、ぜひよろしくお願いします。

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2009年5月11日 (月)

神山健治の映画は撮ったことがない

初のオリジナル作品『東のエデン』も絶好調の神山健治監督による書籍です。もとは「スタジオボイス」に連載されたコラム。飛び飛びに読んでいたのでまとまって助かるという点もあるんですが、つなげてみると「映画づくり(アニメづくり)」に関して「企画」「脚本」「演出」などプロセスを追って論考を重ねているという見通しが良く、非常にためになる本でした。
プラスアルファとして中島哲也監督、押井守監督と、実作者同士の対談もあってお買い得でもあります。
いちばん最初の項が「疑問と答えの連鎖」となっています。小生も講座などで「物語とは何か?」ということについて「それは《?》と《!》」と述べてます。つまり「?」に対する「!」ということの連続、1つ目の「!」がさらに次の「?」を招くような連続の有無が、いわゆる「面白い」かどうかを分ける目安になる。もっと突っ込んで言えば、「!」は説明されて与えられるのではダメで、観客が自分の力で見つけたという達成感が必要なんですが、まあそれに近しいことが書かれていて嬉しかったです。
実際に『東のエデン』はこの書に記された原理原則のようにできているので、あの作品はなぜ面白いのか疑問に思う人は、この本を読んでみれば非常に納得するところが大きいのではないでしょうか。

『攻殻機動隊SAC』のスタート直前、神山監督に若いころに企画書を持ち回った話をインタビューしたことがあり、非常に感銘をうけたことがあります。その辺の事情が自身の筆で記されているのも、良かったですね。インタビュー時に感銘を受けたのは、企画の実現を阻むものってゼリーみたいになっていて、通るまではもがき苦しみながら押し返されたりしてなかなか通らない、でも通るときはちゅるっと通るみたいな話でしょうか(笑)。で、通ると必ず自分の思ってたのと違うものになると。この辺は似たような経験があるので、共感も大きかったです。

ともあれ、映画って何だろう、アニメって何だろう、そもそも面白いってどういうことだと一度でも考えたことのある人には、お買い得の一冊です。

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2009年5月 9日 (土)

高田明美 原画&ジュエリー展

ご招待を受けて、東京・表参道で開催中の「高田明美 原画&ジュエリー展」に行ってきました。
http://www.takada-akemi.net/news/news2009-GoFa.html

新しい画集「LA MADONNA」に合わせた『きまぐれオレンジ☆ロード』の原画多数、それから先日に地元川崎ラゾーナで超満員のイベント(高田明美さんと太田貴子さんが出演)が行われたばかりの『魔法の天使クリィミーマミ』関係、描きおろしの新作原画販売、複製版画販売に加え、高田さん手づくりのジュエリーやグッズなど、盛りだくさんです。今日明日で終わってしまいますが、立ち寄れる方はぜひどうぞ。
新しい画集は以下です。

マミ中心の昨年出た画集は以下です。

クリィミーマミのイベントはクレーンゲーム用プライズの発売記念。実はマミのグッズは直撃世代ではなく、若い人に人気があるのだそうで。ムックが出たり、フィギュア王で大特集されたり、太田貴子さんのセルフカバーが出たりしたのは、25周年ということもあるけど、実際にキャラとしての力があるからだそうですね。ノスタルジーじゃなく現役だというのは非常に嬉しいです。私もイベントの盛り上がり(本当に大盛況だったし若い人が多かった)につられてamazonでプライズ、衝動買いしちゃいました(笑)。

あとこのブログでずっと紹介し損ねてましたが、1年ほど前に出た高田明美さんと久美沙織さんのコラボレーションによる「プリンセスコレクション」が出色です。これは高田さん中心の「まんが」と久美さん中心の「おはなし」2冊でセットになったもの。「まんが」とは言え、淡くも美麗なイラストなので、超豪華です。広く知られて欲しいですね。というか全国の学校図書館に常備していただきたいものです。

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2009年5月 4日 (月)

青春ラジメニア(補足)

http://hikawa.cocolog-nifty.com/data/2009/04/cd-de6b.html

↑この日記で触れた「青春ラジメニア」のCDが届きました。
「まんが水戸黄門」の主題歌「ザ・チャンバラ」に感涙しています。
それと前後して当方ブログに関する補足情報をメールでいただきましたので、リライトして以下に補足としたいと思います。

・「青春ラジメニア」はラジオ関西のアニソンリクエスト番組
・パーソナリティ:当初局アナだった岩崎和夫氏と、
 関西方面で活躍のMCタレント南かおりさん
・他のアニメ関連のラジオ番組と毛色が異るのは純粋なリクエスト番組という点
・アニメ以外にも特撮・ゲーム・ドラマ・NHK関連等々、多岐に及ぶ
・ポリシーは他の番組では流れにくい曲(歌とBGM)をフルコーラスで流すというもの
・作曲家の田中公平さんや山本正之さん、
 歌手の水木一郎さんや堀江美都子さん、
 影山ヒロノブさんを始めとするJAM Projectのメンバー、
 声優の神谷明さん、司会などでおなじみショッカーO野さんなど、
 多くのアニメ関係者もよくゲスト出演

・今回のCDは20周年記念のアルバム
・ラインナップはリスナーからリクエストを募り、その中から厳選
・加えて番組に所縁のある曲(かつて出したCDの番組テーマ曲)を収録

というわけで、「ザ・チャンバラ」を含む選曲は、番組とリスナーとの二人三脚によるものだそうです。どうも情報提供ありがとうございました。横浜在住なので直接この番組を聴くことはできませんが、どうか末永く続くことを願っております。

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『極底探険船ポーラーボーラ』特別オールナイト

開催が迫ってきましたので、告知です。
円谷プロダクションが70年代中盤、ウルトラシリーズの端境期に「恐竜シリーズ」とでも呼ぶべき一連の作品(ボーンフリー、アイゼンボーグ、コセイドン)を制作したことは知られています。そのルーツにもあたるのが『最後の恐竜』という作品。
アメリカでは当時、テレビの映画放送枠を使って「テレフィーチャー」という、その枠用の撮りおろしの企画が流行してました。その流れが日本にも伝染して「日生ファミリースペシャル」や「ヤマト新たなる旅立ち」などアニメのテレフィーチャーのブームが起きて、それが後のOVAのプレヒストリーにあたるわけですが。
それはさておき。
円谷プロの特殊技術を駆使し、ティラノザウルス、ステゴサウルスなどを迫真の合成で見せた作品が『最後の恐竜』でした。合成フッテージだけは当時よく円谷プロの試写室で見せていただいたので、佐川和夫特技監督のすごさに感動したものです。
で、その円谷プロとランキン=バスプロダクションの合作が後年、日本でビスタサイズにリフレ-ミングされ、劇場公開されたときの題名が『極底探険船ポーラーボーラ』というわけです。そういう経緯で、いまだにこっちの題名に慣れません(苦笑)。
監督の小谷承靖(トム小谷)氏は、東宝でアイドル映画も多数手がけておられ、それといっしょにオールナイト上映、トークショーつきという豪華な編成です。
個人的にはテレフィーチャー第2作の「バミューダの謎」が見たいんですが。これは海洋特撮もので、巨大なカメが登場するわけですが、海の波の揺れ方や高波の表現がまさに円谷プロっぽくていいんですね。
『ポーラーボーラー』は地球空洞説が前提になっていて、円筒形の地底探検車で地球の裏側の世界に行くと、そこは恐竜が跋扈する太古の世界……という古典的なストーリーですが。主人公のハンティング・マニアの大富豪を演じるリチャード・ブーン、これがなかなかキャラが立ってていいです。そして原始人がなぜか日本人なのはご愛敬ですが、関谷ますみが露出の多い衣装で好演。なかなかドラマチックなクライマックスとか、見せる映画です。
同時にリリースされる5/22発売のDVDともども、成功して欲しいですね。

DVD発売記念
『極底探険船ポーラーボーラ』特別オールナイト開催!
~地殻も時代も突き抜けろ!小谷承靖監督3作品一挙上映!~
■5月16日(土)  23:30開場  23:45開映
料金:2800円均一
場所:テアトル新宿   ☎03-3352-1846 
      http://www.cinemabox.com/
※チケットぴあにて5月9日より専用チケットを販売!【Pコード:555-217】
ポーラーボーラから懐かしアイドルまで!貴重な作品を上映!
上映作品
■極底探険船ポーラーボーラ(’77)  
  太古のジャングルで、史上最大の恐竜ハンティングが始まった!
■急げ!若者 TOMORROW NEVER WAITS(’74) 
  フォーリーブス主演、スターを夢見る少年たちの青春歌謡映画!
■愛の嵐の中で(’78) 
  桜田淳子主演、少女から大人の女へ~愛と葛藤を描くミステリー!

■上映前の スペシャル・トークショー開催! 23:45~■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
『ポーラーボーラ号の秘密』   ゲスト 小谷承靖監督 × 石井博士(東宝)
撮影エピソードや、プロデューサーのアーサー・ランキンJr.との計5作に及ぶ共同制作のお話など、『ポーラーボーラ』とトム小谷作品についてたっぷり伺います。さらに、DVD特典とし収録したメイキング映像の一部を上映。本作の魅力に迫る!

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