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2008年10月

2008年10月31日 (金)

amazonでアニメフェア30%OFF

amazonをナニゲで見ていたら、アニメフェアで30%OFFセールをしていました。
けっこうここのところ自分が担当した作品も多かったので、順不同でまとめてご紹介。

↓これは、この日記で紹介したとおり。氷川の所蔵テープが商品になった、個人的には思い出深いBOXです。マクロスシリーズの原点ですね。

↓これはブックレットの構成とインタビューの一部を担当。西島克彦監督と山内則康さんの対談、冬馬由美さんと井端珠里さんの対談。音楽パートは腹巻猫さんにお任せしました。パンツアニメの傑作です(笑)。

↓この日記で紹介。劇場版も入っているので、お得です。HD-DVDもついているという、今となってはその点でも貴重?

↓これは日記記事が不明ですが、ブックレットの構成を。秘蔵資料を駆使して、欠番となったガンダムハンマー(トゲを射出する)とか、そんなあたりまで網羅してます。とにかく画質が泣けるほど良いです。

↓パチンコブームで急遽リリースとなったBOXです。あまりに急に決まったので、新規になんかするということはできず、バラ売りの解説の転用中心となってます。『マクロスF』への進化の過程を知る上でも欠かせない作品。

↓現在、第3シリーズまで行ってますが、第1シリーズのみ氷川がブックレットの構成・執筆を担当しました。そこからピックアップされてBOXに転用されてます。

↓これはもう、Webアニメスタイルとかあちこちで話したとおり。お宝画質のBOXです。プラモもすばらしい。ハコがでかいのがちょっと困りますが……。

↓LD-BOXに書いた解説の、エフェクトアニメーターとしての庵野秀明論が再録されています。エフェクトアニメの原理的なことから歴史っぽいことも含めたので、かなり詳しい解説になってると自負してます。DVDとBDのカップリングBOXですが、現時点で出ているBDだと縮刷版になってるので、大きめの解説書を見たい方はこちらで。

↓解説書の構成・文、もりたけし監督と出渕裕監督の対談を収録。けっこう好きなんですよ、この作品。勢いがあって、笑って泣ける。大事なことですよね。

だいぶお手頃感があるので、ご興味のある方はぜひこの機会に……。

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2008年10月26日 (日)

NHKスペシャル「日本とアメリカ」 第2回「日本アニメ vs ハリウッド」

http://www.nhk.or.jp/special/onair/081027.html

今夜(日曜夜)から第1回が始まってますが、明日・月曜日の第2回が表題のとおり「日本アニメ」を扱った番組です。一部の記事で第1回がアニメになってるものがあるそうですが、第2回です。
かなり前になりますが、取材というか調査段階だったかに意見を聞かれたので、お答えしました。いろんな方々が同様に取材や調査を受けたと聞きますので、どのような番組になったのか、個人的にも興味津々です。
とりあえず“ジャパニメーション”という言葉をサブタイトルに使っていないことが、とても嬉しいです。

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オトナファミ 2008 December

オトナファミ 2008 December
『ICHI』の綾瀬はるかさんが表紙のエンタメマガジン、今号にコラムの執筆をしました。記事は“「掘り出しエンタ」ランキング2008”のアニメに関して。実は1年前にもコラムを書いたんですが、500文字で3本のアニメを紹介というお題。売れたとか良質というよりは自分の印象に残ったものでいい、むしろ「掘り出し」というあたりをという話でした。コラムなので、実際のランキングとちょっと違うそんな観点で。

この手のコラムは凝縮して書くために、だいたい1.5倍から2倍書いて縮めることが多いですね。基本的に言いたがりなので、短くまとめる方が難しいというヤツです。ここに書いてあることだって、そろそろ500文字超えるでしょ(笑)。短く削りすぎるとロジックが追えなくなったり、書き方によっては傲慢っぽくなるので、気を遣います。

という趣旨で、選んだ作品は以下の3つです。いずれも楽しませていただきました。特に『紅KURENAI』はもっと注目されて欲しいなあと。

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2008年10月23日 (木)

HiVi (ハイヴィ) 2008年 11月号

●BDアニメは色で魅せる
 BD「FREEDOM」を100インチで体験

オーディオビジュアル誌の老舗「HiVi(ハイヴィ)」誌からの依頼で、編集部に設置された100インチモニタでCGアニメ「FREEDOM」を鑑賞したレポートです。
BDソフトのアドバンテージは解像度はもちろんですが、アニメの場合「発色」であるというのが最近話していることで、その一環でもあります。すべてが人工であり設計されたものであるアニメなので、色も非常にデリケートな設計がなされています。「デジタル時代だから色は数値化されて正確に伝わるだろう」と思ったら大間違いなんですが。
タイヤの質感まで分かる音響含めて、その圧倒的な再現力には恐れ入りました。

「FREEDOM」という作品自体にも思い入れがあります。バンダイチャンネルでも特集記事を担当しました。内容的にはそちらをご参照ください。完結編のセブン(7話)のみまだ配信されてませんが。

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2008年10月16日 (木)

【イベント】アニメ昼話 ポニョとハヤオを語りたおす!

切通理作さんの新刊記念のイベントに出演することになりました。告知の詳細は最後に貼り付けておきます。
新書『宮崎駿の<世界>』の文庫化、文章量が2倍になった「増補決定版」ということです。特に文庫化に氷川が何かしたというわけではないんですが、宮崎駿監督には非常に興味があるので、何らか触発できるようなことが語れたらなあと思ってます。

三連休・祭日の真っ昼間ですが、お時間のある方はぜひ。

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 『宮崎駿の<世界> 増補決定版』(ちくま文庫)刊行記念
「アニメ昼話 ポニョとハヤオを語りたおす!」
     宮崎駿は<神>なのか? あるいは破綻した作り手か? 
     全作品に隠されたものをさぐる。
【出演】切通理作(著者)
    竹熊健太郎(サルでも描けるまんが教室)
    氷川竜介 (BSアニメ夜話・アニメマエストロ)
  11月3日(月・祝)
  OPEN 12:00 / START 13:00  前売¥1000/当日¥1500(共に飲食代  別)
  会場  ロフトプラスワン (新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 03-   3205-6864)
  http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
  前売は店頭およびネット予約
  http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/reservation/

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2008年10月15日 (水)

キャラ ★ メル2008年 11月号

一迅社さんとは初めての仕事になります。
藤島康介さんの活動20周年を祝した「藤島康介作品 制作者が語る人気の秘密(前編)」という特集がありまして、そこに締めくくりに評論がほしいということで、アニメ化作品に絞って分析などを加えています。
「松原秀典・中嶋敦子・樋口義人・郷田努インタビュー」と、編集部で関係者にも綿密な取材をされていて、特集全体でけっこう読み応えがありました。藤島ファン必見と言えるでしょう。

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機甲界ガリアン メモリアルボックス

ここのところ停滞気味でしたが、仕事歴を紹介していきます。

●機甲界ガリアン メモリアルボックス ANNIVERSARY EDITION【初回限定生産】

解説書の構成・執筆を担当しました。
ロボットを太古の文明の発掘品と位置づけ、甲冑を模したファンタジー色の強いアニメですが、その根はSFとしての視座があるというとこが魅力的な高橋良輔監督作品です。基本的に廉価版ということで入門者向けに情報をコンパクトにまとめるという方針です。新規取材はありませんが、全話のガイドをつけました。
OVAとして制作された「鉄の紋章」は、後に出渕裕氏の「ルーンマスカー」(近々リスタートする/最新号の月刊 COMIC (コミック) リュウ 2008年 11月号 [雑誌] にイントロ部の付録がついてる)の原点ともなった作品で、アニメアールの作画ともども今見ても一種の圧力のようなものが感じられて、見応えがあります。
旧BOXの作品解説は、以下のリンクに再掲しています。

機甲界ガリアン(解説)

あと、嬉しいことにこの機会に長年幻とされてきたサントラ盤が復刻されることになりました。これはちょうどLPとCDの端境期に出たもので、私自身も買うチャンスがあったんですが、LPを持っていたので見送ったら、その後ずっと出なくなったものです。恐ろしいプレミアがついたりして。 音楽は「ウルトラセブン」などでおなじみ冬木透。こちらも楽しみです。

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2008年10月14日 (火)

『喰霊-零-』第2話

もっとも恐れた「夢オチ」ではなく、なんとなく「こんな世界観」ということと、原作のキャラクターとおぼしき人物たちが現れ始めました。先週は「こんなビックリ体験は、あまりあることじゃない。もったいないから情報カット」と遮断してましたが、解禁で原作を2巻まで読んだあたりで、「ああ、そんなことなのかな」っぽい感触があり、そこでまたあえて中断。
いわゆる「マルチメディア」としては良くできてます。まんまと引っかかり、原作を手に取ったわけですから。

という前提で考えると、角川書店原作ということでは『涼宮ハルヒの憂鬱』EPISODE 0の遠い親戚みたいな手口ではあったわけですかね。とはいえ、何十年アニメを観ていても、まだ新しい驚きがある……って、それだけで貴重な感じがしました。
作品それ自体の評価は終わってみないとまだ何ともですが、2話、3話で切り捨てられる作品も多くなってる昨今、最後まで見なくては気が済まないようにしようという心意気は強く感じました。この1週間、けっこう私の周辺でも大きな話題でしたね。

P.S.1話も東京外郭放水路をよく取材して作り込んでありました。だもんで、よけいにだまされたわけですが、2話では東京都心の共同溝が出てきて、これまたよく取材されてました。この場所は虎ノ門から入ったことがありまして、それはアニマックス大賞の一昨年の発表がこの東京ジオサイト(日比谷共同溝)で行われ、出席してたからなんですね。エレベーターが地底に向かっていくとこのパースとか、コンクリのユニットで洞窟ができてて奥にレールが延びてるとか、あのまんまです。東京地底に眠るこうしたインフラを舞台に使った陰陽道ものということでは、それだけでもけっこう良くできてる、観るに値する作品だと思います。あんまりネタっぽいことだけで騒がれるのも気の毒なくらい、そこら辺は真摯だなあと。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061103/animax.htm

P.S.2. 第2話はマリオン前あたりの銀座のディテールもよくできていて、その虎ノ門の穴が爆発したとき、銀座から爆煙を見るあたりの距離感とパースは、おそらくものすごく正確だと思います。一般道と高速道路のなんとなくの空間ボリュームも、かなりそれっぽい。都心のディテールを正確に描いたアニメはデジカメ取材も可能になってから無数にありますが、この距離感コミで空間を出したのは、なかなか少ないかも。むしろその元祖の「さらば愛しきルパンよ」とか「P2」で受けた衝撃を思い出しましたね。

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2008年10月 9日 (木)

喰霊-零-

「がれい・ゼロ」と読むそうです。

TVKの第1話オンエアを観て、最初は「ああ、なんか《いつものやつ》だよね」とナメてました。なんてのか「パトレイバー」と「サイレント・メビウス」と「BLUE SHEED」の具材をまとめて冷蔵庫から取り出して、今風に炒め直した感じ。一部、社会見学ファンに有名な外郭放水路も使ってて、それなりに良くできてるなーと、おぼろな「感心」をしていたのです。
が、ラストの衝撃、あまりの非現実感が襲ってきてクラクラしてしまいました。パーツはいろいろとデジャブの嵐なんですが、あれだけ緻密に作りこんでるわけですから。まさかあんなコトになろうとは。まんまと引っかけられました。
夕べは東京MXの第1話オンエアもあって、こちらの友人知人周辺では騒然としてます。
私もあわてて公式ホームページへ飛んでいったり、ブログをさまよったり。早めに届いた月刊ニュータイプを見てみたり。
「リアルタイムで観る醍醐味」っぽい感じがあって、当面は要注目です。

P.S.おそらくあの青いモルフォ蝶に何か意味があるんでしょうね。

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2008年10月 6日 (月)

ガンダムのビーム・サーベルが発売!

今ならアマゾンで44%OFFです。振り回すと効果音の出るアイテム。
スター・ウォーズのライトセイバーは刃がついて光りましたが、これはツカのみ。
しかし、効果音マニアとしてはゲットせざるを得ません(笑)。アマゾンサイトには動画のCMも出てます。

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

公式サイトが更新されました。第2部の正式リリースとなります。
今回も宣伝関係の文書作成に参加しています。
http://www.evangelion.co.jp/

P.S.キービジュアルは「序」と同じではないので、よーく見てください。

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