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2008年8月

2008年8月30日 (土)

夏休み最後の日は、カブトボーグ!

●夏の終わりの爆笑アニメ

大人のためのカブトボーグSP
http://www.animax.co.jp/feature/index.php?program=NN10000355

最近の仕事の中では、かなり燃えた仕事(笑)。いよいよオンエアです。
8/31、アニマックスの入る方はぜひご覧になってください。
あの伝説の?ネタアニメ、選りすぐりの4本が脳天直撃です!
「アニメ評論家」が作品解説するという、もうそれそのものがネタ!
声優さんを集めて新録パートまであるという、そんなに凝るのもネタ!
もちろん4本目は「夏休みの宿題をカブトボーグで解決する!」というエピソード(笑)。それもネタ。
夜9時という深い放送時間もネタ。
宿題終わらないときにこれかよ!と。
いやー、いいわ。シビれます。

『人造昆虫カブトボーグ VxV』のすさまじさはGoogleで「カブトボーグ」検索すればあちこちで語られてますが、一見するとキッズアニメに見えて、これがもう信じられないほどすごいアニメなわけです。いわゆる「お約束」を逆手にとって、驚きの展開に充満したネタのオンパレード。
「第1話から最終回」という触れ込みはダテではありません。いやホントにそうなんだもん(笑)。わけのわからない必殺技。意外な敵の首領の正体。なんでも知ってる不思議な驚き&解説お兄さん。
しかし、お客さんをバカにしてるかというと、そうでもなかったり。笑えるし楽しいし、時にきちんと燃えられて、しかるにあちこちに謎がいっぱい(笑)という、本当に不思議な魅力にあふれたアニメなのです。
ぼーっと観てると面白いところをついスルーしそうだから、「オレは試されてるのか?」という気にもなってしまいましたよ(笑)。
1人でも多くの人に、このワン&オンリーのアニメを楽しんでいただきたいです。

<放送エピソード>
第16話「美しき!リゾート・デンジャラス・サンセット」
第23話「筋肉少年隊!スイート・マスキュラー・ペイン」
第30話「吼えろ!アフリカ・サバンナ・キリマンジャロ」
第48話「熱暴走!エンド・オブ・サマー・バケーション」

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2008年8月22日 (金)

ロイター通信社コメント「ポニョ」

ロイター通信社から「崖の上のポニョ」に関するコメント取材を受けました。
記事は以下で参照できます(英文です)。

http://www.reuters.com/article/filmNews/idUST26847720080821?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0

「千と千尋」に匹敵するほどの興業収入が上がるかに関しては、対象年齢などの点やすでにネット等に出ている統計的な興業分析から少し疑問があること。
あと世界的な評価に関しては、「千尋」は海外から日本を見たときのエキゾチズムに対する欲求にストレートに応えている(要するに浮世絵的な受け止められ方をしている)のに対して、「ポニョ」は必ずしもそうではないので、同じ宮崎アニメだからと横並びにするのはどうかな、みたいな意見を述べたように記憶してます。
もちろん作品それ自体の評価とは、また別のことです。

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2008年8月19日 (火)

第47回日本SF大会DAICON7

17日、コミケにご来場いただいた方々、どうもありがとうございます。
いろいろと励みになるお言葉もいただき、感謝しております。

さて、今週末には大阪で行われるSF大会にて以下の講演を予定しております。

入場無料のエリアで行われるはずですので、お近くの方はぜひご参加ください。
詳しくはSF大会DAICON7の公式ホームページにて。

●SFアニメの45年
 高度経済成長期まっさかりの1963 年、手塚治虫原作のSFアニメ『鉄腕アトム』がTV放送スタートしたことで、日本のアニメ文化は急速に発展しました。
 それから45 年、アニメは時代とともにどのように歩み、変わっていったのでしょうか。今後、どのように姿を変えるのでしょうか。実はアニメそのものがSF的な存在ではないかと常々考えている氷川竜介が、アニメの半世紀弱を圧縮して語ることで、驚くべき実相を浮き彫りにします。

場所:岸和田市立浪切ホール
1F(103)小ホール(公開)小ホール
日時:24日(日) 10:00~11:30 
出演者:氷川竜介

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2008年8月14日 (木)

【告知】コミックマーケット74

 夏のコミックマーケットがいよいよ開催。新刊、刷り上がってます。3日目の出展です。

書名:ロトさんの本 Vol.21 「アニメ文化批評」
ラジオ番組「アニメ文化通信」
(企画制作:文化放送 超!A&G+)
                番組用《氷川メモ》より

場所:8月17日(日)西2 と-15b
サークル名:IRD工房

<前書きから抜粋>
 「アニメ文化通信」は文化放送のラジオ1時間番組です(隔週)。
 文化放送は「地上デジタルラジオ放送」(一部携帯電話とワンセグチューナーで受信可)の波のひとつを「超!A&G+」(A&Gはアニメ&ゲーム)にあてており、インターネットのストリーミングでも聞けます(リアルタイムのみ)。
(中略)
 2007年9月の番組開始時から、氷川もその1コーナー「アニメ文化批評」に「論説委員」としてレギュラー出演しています。これは、さまざまな観点からアニメを語るというコーナーで、話題設定含め構成作家(小林洋平さん)と共同で決めています。
 途中から通称「氷川メモ」と呼ばれているものを事前に作るようになりまして、そろそろ1年になろうというときに総ざらいしてみたら、案外これが面白い。メモとしてざっくり切り取っているだけに、時にきちんとした作文より意味がストレート、明解だったりするのです。なお、オンエア内容はこれを膨らませるので、また違います。
 というわけで、今回はその「氷川メモ」を現存しているだけ掲載してみました。
(後略)

ニュースリリース(インターネットでの聞き方)

番組表

ということで、ブースにいると思いますので、よろしかったらいらしてください。
(15時過ぎるといない可能性もあります)。
Vol.20「アニメとTV放送 45年間の果てに」も、若干部増刷しました。前回予想を超えてほぼ持ち込み分が完売となったうえに、業界関係者に妙に話題を呼んで配布していたらストックがまるで足りなくなったこともあり。こちらも未入手の方はぜひ。

なお、今年は例年以上の猛暑ですので、お気をつけてご来場ください。
また、●コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせもあります(手荷物検査の件)。どうかリンク先をご一読の上、ご参加ください。よろしくお願いします。

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2008年8月11日 (月)

トルネードトーク・押井守

押井守監督、最新作を語る
『スカイ・クロラ』と『攻殻機動隊2.0』の2作品から見える次の一手(後)
聞き手:氷川竜介

前編
後編

ということで、バンダイビジュアルのWebマガジン「トルネードベース」に掲載された取材記事です。公開中の新作『スカイ・クロラ』に合わせ、ジャパンプレミアム試写会で多忙中の押井守監督に直撃してきました。

しかし、目的は作品論ではありません。
詳しくはインタビュー中からもリンクが張ってありますが、押井守監督がつい最近、ゲーム「メタルギアソリッド4」のプレスシートで発言された内容……つまり3Dキャラによるアニメーションを今後どうしていくのか、そこを掘り下げようというものです。
非常に短時間の取材ではあり、また時期的に明確な情報はまだですが、ある種の思想的なものは浮き彫りにできたかと思います。要は押井監督がやるからには、ただの3Dになるわけがないということで、そこを確かめられただけでも収穫だったと思います。
今後の映像がどうなっていくのか、その未来にご興味のある方は、ぜひご参照ください。

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