激安!「押井 守 INTRODUCTION-BOX」
【5作品収録】
■「ダロス」
■「迷宮物件 FILE 538」
■「機動警察パトレイバー 劇場版」
■「機動警察パトレイバー2 the Movie」
■「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」
サンプルが届いたらレビューしようかと思ってるうちに、どうやら発売になってしまったようです。ともかく安いです。amazonなら「価格:¥ 9,671」(2008/06/25現在)なので、1万円でおつりが来ます。「スカイ・クロラ」のための予習なら、良いのではないでしょうか。「攻殻2.0」も間近なので、比較も容易。
なぜサンプルを待ったかと言えば、おそらくパト1、パト2、攻殻の3本は昨年のHDリマスター時のもののDVDなはずで、それを確かめたかったからです。スペックからしてまず間違いないですが、ともかく前のDVDとはケタ違いに画質が良くなってます。BDの時代ではありますが、DVDはDVDなりにけっこう使い道があるというか。そういう意味で、いまさっくりとPCなどで見るのにも最適と言えるでしょう。
肝心な小生の仕事ですが、解説書では「そもそもレイアウトとは何なのか」ということを書きました。エントリー編の内容に適合させるためもあったんですが、なんかその辺の解説書を手にとって見たんですけど、「レイアウトとはこの段階で描かれるこういうもの」みたいなことしか書いてない。映画的にどうして重要だと思われ始めたのか、なぜアニメで重要なのかというとこが論理的にスカスカなんですよ。「これはレイアウトだからレイアウトなのだ」みたいなことだったりで。第一、絵コンテとレイアウトの役割の違いさえ、きちんと説明されてないですからね。
という問題意識の上で、非常に限られたスペースだったのでちと駆け足でしたが、それなりにまとめてみました。
もうひとつの仕事は特典ディスク収録の予告編に、ボイスオーバーでつける解説の元ネタを担当しました。元ネタというのは、ナレ原は最終的に音響回りのスタッフが調整しているからです。たぶん、担当は榊原良子さんのはず。まだ「攻殻2.0」で人形使いをやると聞いてない段階で仕事しました。スケジュールの都合で立ち会えなかったのは残念。
ちなみに「ダロス」は発売当初ちと評価低かったんですが、10年くらい前にまとめて見たら、「あ、なんだ。そういうことですか」的に非常に良く分かって面白かった。ということもあるので、今の時代に一気見するには良いBOXではないでしょうか。
なお、今週金曜日の「アニメ文化通信」でも押井守監督について語ってます。
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