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2008年3月 6日 (木)

「『アニメック』を生んだ時代」後編

http://www.dot-anime.com/tb/animec_sp/latter.html

 トルネードベースの座談会企画「『アニメック』を生んだ時代」の後編が掲載されました。小牧雅伸さん(当時の編集長)、出渕裕さん(デザイナー、監督)との座談会です。っていうか、このメンツだと『宇宙戦艦ヤマト』ファンクラブの同窓会なんですよね。

 構成は藤津亮太氏。まあ飲み屋話ではあるのですが、思い出話に終始しないよう、あくまでも「いまから未来へどうするか」という視点は気をつけたつもりです。

 30周年の一環ではあるんですが、結局、別に評論家という仕事があるからその職に就いたわけじゃなくて、「アニメの仕事」でやり足りていない部分がまだまだあって、それをやる適切な手段として文章書きがあるのではないかと、そういう関係にあるわけです。そのための分類が、いま落とし込むのだとしたら、たまたま評論と呼ばれるのかもしれないなという程度の意識です。それは往事の話を思い出してて、もともとそうだったということを改めて確認しました。

 「アニメック」という雑誌には、実はそんなに参加していないんですが、あれが評論誌と言われがちなのに、誌面を見ると案外、真っ正面からの評論というのは意外に少なめに思いました(主観だから違ってたらすいません)。結局、キャプションとかリードとかに編集子の主観がガンガン入っていたから、そういう印象を残したのだろうかと、そんな話も象徴的でした。

 そこら辺とも自分の「いまやってること」と意識と価値観はずっと底でつながっているわけですし、それはちょっと嬉しかったなあ。まあ、そういう部分はこの年になったからには、死ぬまで同じだろうと思います。それはもう、Way of Lifeなのですから。

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