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2007年7月 1日 (日)

橋本一子(デジタルリマスター)

 橋本一子と言えばアニメファンにとっては『ラーゼフォン』での多彩な音楽、そして母親役での声優挑戦ということで記憶されていますが、自分にとっては素晴らしいミュージシャン、アルバムを教えていただいて出渕裕監督の感謝、という印象です。ちょうど当時からアマゾンでの発注が当たり前になったので、上から順に手に入るものは発注ということをして、時にジャズ、時にボイスの即興など多彩なアルバムを楽しませていただきました。特にSF系への造詣が深く、題名をディックなどにちなんだものも多く、そういう点で肌が合うようなところもありで。
 そのアルバムが大量にアマゾンから届きました。廉価版の再発売という情報を得ての注文ですが、帯を見ると「新たに橋本一子自身によるライナーノート(7タイトル共通)封入」とありまして……。え? 7タイトル? 届いたのは4タイトルなんです。あわてて検索しなおすと、以下の7つが復刻のすべてでした。あと3つ発注せねば。

 1985~1990年に発表されたポリドール時代のアルバムということで、Y.M.O.での活動を経ていろんな音楽に挑戦していた時期。で、このあたりだとちょうどCDへの切り替わり時期なので、エアポケットのようにCDになっていない、もしくはなっていてもレアなアルバムが全体的に多いんですよね。サントラ盤でも「さよならジュピター」あたりがまさにこの時期ですが。
 まあ、幸か不幸かそれがいま復刻ということは、かなりマスタリングの技術が向上しているので、その当時のCDよりも良い音で聞けるのでラッキーです。具体的な音質の変化は、音圧の向上によるダイナミックレンジの確保、高域へのヌケの良さ、あと圧迫感の減少と、突きぬける透明感の良さと迫力増強方向のはずなので、まさに一子さんの音楽のためにある改善ポイントっぽくて、楽しみです。

 で、そう言えばご紹介が漏れたかもしれませんが、『ラーゼフォン』のDVD-BOX合わせでCD-BOXも発売されています。てっきり4枚組なんで、当時のものを組み合わせたBOXだと思いこんでいたのですが。なんと! 再構成されているわけですね。特に劇場版の『多元変奏曲』が、当時のサントラは劇場新曲+ベスト盤みたいな構成だったんですが、もっと劇場寄りになっているということで、買い直しました。
 そういえば番組が始まるとき、そして劇場版になるときに、橋本一子さんにも取材させていただいたことを懐かしく思い出します。ともかくサントラは曲数が多いので、仕上げるのに徹夜の連続で、最後の方は朦朧として幻覚を見た、なんて話が良かったですね。
 それ以後も『ラーゼフォン』は何度かTVシリーズの追加収録をしていて、いま『電脳コイル』が話題の磯光雄監督が脚本・作画・演出を手がけた第15楽章も、特別にピアノ曲を録音しています。何かとぜいたくな作りでした。
●ラーゼフォン CD-BOX

 あと検索していたら、「あれ?これも一子さん?」というのを発見。 そうです、チワワの演技が有名になった「どうするアイフル」のCM曲なんですね(笑)。これもいっしょに届きました。
●Heartful Dream

※追記

 えー、なんとご本人からトラックバックがついております。光栄でございます。一部敬称略になっているのは、作家呼称の慣習上のことなので、他意はありません。こちらからの返し方が良くわからないんですが(情けない)、努力してみます。そういうわけでアルバム・楽曲解説は、橋本一子さんのブログでお楽しみくださいませ。

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