【訃報】羽田健太郎さん
6月2日、ハネケンの愛称で知られるピアニスト・作曲家の羽田健太郎さんが亡くなりました。肝細胞癌、享年58歳だそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070604-00000054-jij-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070604-00000010-oric-enthttp://headlines
.●主なリリース作品(オリコン)
http://contents.oricon.co.jp/artists/h/194032/
なんとも衝撃的です。個人的にとてもとても好きな音楽家でした。
まず、作曲家である前にそのピアノ演奏が素敵でした。軽やかに舞うようなタッチで、本当に聴いていて楽しくさせていただきました。アニメ音楽でも『交響組曲キャプテンハーロック』を始めとする名演奏は数々あります。『宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち』の自動惑星ゴルバなどハネケンのピアノ演奏を前提に書かれた曲も多く、『交響組曲サイボーグ009』や『伝説巨神イデオン』の、すぎやまこういち先生の曲ではハネケンのアドリブパートを前提に書かれている場合さえあります。
作曲家としては、まず『宝島』。これは1991年ごろにNiftyの会議室メンバーでBGMと挿入歌を可能な限り入れたCDを構成させていただき、思い出に残るアルバムとなりました。一般には『超時空要塞マクロス』が先に名前が挙がりますが、ロボットアニメでは『宇宙戦士バルディオス』が、チャージアップの合体曲など実に印象深いです。
『宇宙戦艦ヤマト』では「完結編」が宮川泰先生との共作になっていて、これも水惑星アクエリアスと対峙する最終クライマックスがピアノコンチェルトになっていて、音楽ありきのシーン設計になっており、メロディを思い出すだけで鳥肌ものでした。その流れで『オーディーン 光子帆船スターライト』も共作になっているのですが、これは未CD化です。
何度も何度もくり返し聴いたサントラは『夏への扉』。今度、DVDでも出ますが、これもハネケンの音楽ありきのようなアニメで、思春期の甘酸っぱさをよく表現したサントラでした(追記:評論集に作品論を掲示しました)。
特撮ヒーローものは『爆竜戦隊アバレンジャー』。これは共作でもあるため、実にバリエーションが豊かでしたね。特撮では『さよならジュピター』も担当していますが、CDの黎明期にアルバムが出たため永らく入手難になっています。
とにかく「作曲:羽田健太郎」と書いてありさえすれば買ってしまうという感じなので、家には何枚あるか分かりません。ゲームでも『ウィザードリィ』は何度も聴きましたね。ものすごく格調高いゲームになった感さえありました。
実は体調が良くなく入院されたという話は、かなり前に一度聞いておりまして、すごく心配したのですが、その後復調されて「題名のない音楽会21」の司会をされたり、CMに出演されたりしていたので、「ああ、すっかり良くなられたんだ」と思いこんでおりました。本当に残念でなりません。謹んでご冥福をお祈りします。
《主なアルバム》
●非常によくできたベスト盤
●宝島(構成させていただいたアルバムは右)
●宇宙戦艦ヤマト完結編(右のにはクライマックス曲は未収録かも)
●宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち
●「交響曲宇宙戦艦ヤマト」は「交響組曲」と異なり、ハネケンが作曲を担当。演奏はN響。アルバムは品切れだが、割りと最近出たDVD版(右)が、監督は実相寺昭雄だし、ハネケン演奏の姿も見られるのでお得
●わずか1200円で手に入る名盤の数々
●超時空要塞マクロスはコンプリートがお勧め(バラをまとめたもの)交響組曲は5(2枚組)の片方だが、やや印象が薄い
●ウィザードリィは電子音のアルバムと組曲とがある。一部プレミアつき
●この辺も押さえておきたいところだが、この異常なプレミアは?
●スペースコブラはなぜか1200円盤にプレミアつき。2枚組(左)の方がかえってお得
●独特のピアノ名演奏が堪能できるアルバム
●アバレンジャーは何枚もアルバムが出ているが、この辺が音楽集のはず
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