スペクトルマン DVD-BOX
●スペクトルマン カスタム・コンポジット・ボックス
『宇宙猿人ゴリ』『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』『スペクトルマン』と何度も題名が変わった1971年のピープロ特撮。『仮面ライダー』や『帰ってきたウルトラマン』に三ヶ月先がけて、第二次怪獣ブームを呼び起こした伝説の作品が帰ってきました。待ってました! 直接仕事はしてませんが、『風雲ライオン丸』のBOXを手伝った関係で、サンプルいただいたので、ご紹介。
これ、2002年にはスペクトルマンの「生首」とも呼ばれたマスクを象った大型BOXで発売されてまして、作品はすっごく欲しかったものの、なんせ人気番組で全63話もある上に、マスクの尖端がおっかない(苦笑)。棚の上から落ちたらケガするんじゃないかという恐怖で見送ってるうちに歳月が過ぎてしまったという。
今回のBOXの宣伝にも「もはや、購入をためらうものは何もない!」みたいな惹句が書かれてますんで、まあ私だけじゃなかったんでしょう(笑)。
驚くべき廉価版で、しかもスリムケースに収められてるせいで、BOXが非常に小さいんです。作品内容も、もはや二度と作られることはないであろう、ダーティでグロで、いろんなナマな感情が赤裸々に映っていて、たまりません。
『日本沈没』や『快傑ライオン丸』など一連のBOXはみんなそうですが、メニューが凝ってまして。怪獣図鑑では高山良策さん造型の怪獣写真とデータが見られる。好きだったんですよ、ゴリの怪獣。すごく個性的だし。その他、解説からジャンプして本編映像が出現。みどころの「スペクトルチャプター」や、その名もズバリ「スペクトル・ファイト!」と特撮シーンだけ抜いて観られるのがいいです。中でも素敵なメニューが「ゴー!ゴー!ゴリ博士」で、あの遠矢孝信の素晴らしいハンドアクションやしびれる名セリフの数々が、メニューから串団子方式で連続視聴できるという。いきなり本題に入る「ゴー!」の感覚がたまりません。
あと、ピープロと言えばパイロット版。エレメントマンという赤い衣装のヒーローだったころのフィルムは何度かビデオグラム化されていますが、ラッシュというかアウトテイクが収録されてんですね。珍しい。渡辺喜夫のマットアートの撮影台とか見られますよ。しかも「ライオン丸」の蒲生穣太郎の回まで収録ですよ。至れり尽くせりですね。
ブックレットは簡単なものですが、ディスク自体がてんこ盛りなので、等分遊べそうです。あー、ピープロ特撮はいいなあ。ちょっと幸せ。そうそう、フジテレビのCSでも「ピープロ特集」をやるんだそうで、こないだ呼ばれてコメントをしてきましたよ。CGに飽きたら、いきなり光線撃つと絵になって止まってしまうピープロ特撮。それを思い出す時代なんですよ(笑)。
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