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2007年3月

2007年3月31日 (土)

「鉄人28号 白昼の残月」

 今川泰宏監督による初の長編アニメ映画『鉄人28号 白昼の残月』が本日より公開されました。東京は武蔵野館ですが、立ち見の出る盛況だそうです。良かった良かった。

 この作品では、パンフレットのほか、チラシ、プレスシートを担当しました。パンフはザンボット本以来の盟友、デザイナー古賀学さんの入魂の作です。単なるレトロでもないし、かといって今風過ぎない落ち着いた雰囲気の、なかなか品のいい感じに仕上がってます。近年、私自身もよくアニメのパンフを買い漏らすので、欲しい方はお早めに劇場へ。

http://www.tetsujin28-movie.com/

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2007年3月23日 (金)

大友克洋「蟲師」映画術

 いよいよ公開、オダギリジョー主演の実写映画「蟲師」。
 漫画家、アニメ監督として『AKIRA』や『スチームボーイ』など数々の作品を発表、全世界に通用する作家のひとりである大友克洋氏が、なぜ漆原友紀さんのマンガ原作「蟲師」を? しかも実写で? その疑問に答えるメイキングムックです。
 日本独特の森林中心の大自然のロケハンから、VFXを駆使した特殊映像まで。大判で圧巻の構成で迫ります。
 このムックは「一般的な構成」とは違うのが大きな特徴です。「一般的な構成」とは何かと言えば、「キャラクター」「ストーリー」「美術」「設定」「スタッフインタビュー」「キャストインタビュー」「版権画集」みたいなブロックごとの「情報」が配置されている一種の定番化した「資料集」のようなもの。ここを読んでおられる方なら、きっと書棚に何冊かはあるでしょう(笑)。
 本書では、構成を物語でメインを張る登場人物に寄せ、取材した情報も本文のなかに埋め込みで展開していくという構成。氷川含めた複数ライターが分担し、得意なブロックを書くという、「一冊に編みあげる」という努力を重ねたものです。
 なので途中、校正刷りをもらっても、ちょっと「ギョッとする」ところがあるんですね。ページ開いたときの押し出し、インパクトがあるというか。

 それで肝心の『蟲師』という映画ですが、これはけっこう妙な得難い「映像体験」をしたという感じです。過去と現在が併走、あるいは交錯して描かれる独特の語り口で、もっとも肝心なことや因果関係は、説明は放棄して画にして埋めこまれているので、「分からない」という感想はけっこう出そうです。確かに筆者も、よく分からないところが多数でした。それでも妙な感じが残る。
 が、いろいろと再見していったり検証していくうちに、「ああ、こういうことか」というもの(特に死生観)が見えてきて、それが仕事をしていてもっとも面白かった部分です。とはいえ、そういうスタイルだとゴールが明解でないため、予想外の猛烈な時間を要してしまい、各方面にはご迷惑をおかけしました。
 そんな一風変わったムックですので、映画に何かしら引っかかった方は、ご満足いただけるのではないかなと。アニメ版もすでに大きな評価を得ていますが、『蟲師』という作品には「蟲」だけに、何かしら人を触発させるものがあるようですね。そういう目でもう一度、『蟲師』関連のあれこれをチェックしてみたいと思います。

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3/24(土)は「インディーズアニメフェスタ」

★★★2007年3月24日(土)
第5回インディーズアニメフェスタ開催!!
★★★@東京ビッグサイト
(東京国際アニメフェア会場内アニメシアター
 シアター2)

 もう明日に迫りましたが、この数年隆盛いちじるしいインディーズに関して、上映とパネルディスカッションが行われます。氷川は、各界の識者をお招きしたパネルディスカッションの進行と『ペイルコクーン』の作者である吉浦康裕氏とのトークの司会を行います。TAF(東京国際アニメフェア)の一貫として開催されますので、ぜひご来場ください。

<概要>
イベント日時:  2007年3月24日(土) パブリックデー
イベント場所:  東京国際アニメフェア会場内(東京ビッグサイト)
         アニメシアター シアター2 (定員159名)
主催:      NPO法人コミュニティー・サポーターズ
審査員(継承略):杉井ギサブロー
         八巻磐
         前田庸生
         松倉友二
モデレーター:  氷川竜介
ゲスト:     吉浦康裕
プロフィール:http://www.iafesta.jp/guest.html

<タイムテーブル>
14:15 開場
14:30 作品上映会

15:55 休憩
16:05 審査員による講評&トークセッション
「日本のアニメ業界における自主制作アニメの可能性」
 出席者:
17:30 ゲスト/吉浦康裕氏によるトークセッション
「自主制作アニメ・クリエーターとしてどう生きるか」
*吉浦氏の新作映像のプロモーション上映もあります
17:50 授賞式
18:00 イベント閉会

●その他詳細はこちらまで http://www.iafesta.jp/index.html

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2007年3月20日 (火)

NHKアニメ「精霊の守り人」試写

 4月からNHK BS-2で放送予定の『精霊の守り人』の試写(第1話、第2話)を拝見しました。実に感動的で、「ああ、NHKでアニメを放送するというのは、こういうことなんだな」と改めて思いました。

http://www.moribito.com/

 上橋菜穂子による児童文学が原作。独特のファンタジー世界を映像化するのは『攻殻機動隊SAC』の神山健治監督。ある事件をきっかけに、王子を暗殺者から護ることになった女用心棒バルサの生きざまを描いたTVシリーズです。
 みどころは、ズバリ「人間が描かれているところ」です。バルサがふと口にする言葉の重み。あらゆる登場人物が背負っている何かが絡みあって、いつのまにか引き込まれる感覚があります。なぜ王子を助けたのに礼がないのかなど「?」と思うことには、必ず「!」と分かる描写があり、そうなる理由も分かる。誰がどう悪いなどという「悪役」もなく、それぞれがそれぞれの理由を持って動くうちに、それが絡みあって物語が転がり始める手際は実に見事でした。2話が終わった瞬間、「え? 3話は」と、みなさん思ったようです(笑)。

 記者会見でも神山監督が述懐していたことにも関連しますが、実はアニメーションでファンタジーを描くのは難しい。難点は、世界を文字の説明ではなく映像で構築するという点にあるんですね。物量と説得力、その両面で「何でも描ける」だけに「何も描いていない」、あるいは意図に対して描ききれない感じのするアニメ作品は多いと思います。そして難しいがゆえに、その「世界を構築する」という、いわゆる「世界観づくり」に心血が注がれがちです。
 しかし、この作品は流行の「世界観」には意識が向いていないです。むしろ、そこにいる人が背負ってきた過去、目ざす先の未来、そしてその両の時制のはざまで、しっかり足を地につけて生きる様が非常に端的な描写で濃厚に浮かびあがってくるわけです。本来、「人は人にしか興味がない」わけですが、アニメーションでその訴求力を持たせるのは実は至難の技。
 先行してNHKの番組でメイキングのレポートをやっていたのですが、そのときから1シーンをギリギリと煮つめ、どうしてその台詞や行動が出たか、シナリオからまず練りこむ神山監督の様子に、「これはただごとじゃないな」と思っていたんですが、その期待に見事応えてます。
 まあ、その反面かなり「地味」なところはありますが、この感じで最後まで駆け抜けてほしいところです。何かあれば積極的に応援したい、春の1本です。

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メモリースティック16GB時代

 アニメ関係の仕事をしているせいで、画像や動画が溜まりに溜まり、ノートPCのHD容量がいつも苦しい状況です。なのに、なぜかHD容量は一時期100GBまで行ったのに、現在は60GBが主流。いつもいつも残量2GB程度で苦しかったし、仕事のファイルのバックアップも難しく、4GBのUSBメモリを比較的安価(9000円ぐらいかな)で見つけて喜んでいたりしたわけですが、なんといきなり16GB時代ですよ!

●USB2.0対応 シリコンHDD SHD-U16G
バッファロー

「シリコンHDD」は10GB以上の大容量に同社がつけたネーミングだそうです。Windows 98系やMac OSには対応してないとのこと。
バックアップソフトも添付してるそうで、3/25の発売が楽しみです。

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2007年3月18日 (日)

ゴダイゴ「ガンバロン」サントラ発売決定!

 巷で「バロンシリーズ」と言われているのは『スーパーロボット レッドバロン』、『マッハバロン』が有名ですが、制作はすべて日本現代企画という『ウルトラセブン』のスタッフがあたってます。権利もとはすべて別という、まあ初期サンライズ作品みたいな状況があるわけですが、良質なる特撮センスの映像で一部ファンには人気だったりします。
 その第3作目が『小さなスーパーマン ガンバロン』。これは「少年の仮面ヒーロー」という割と珍しい企画でした。中盤から「ダイバロン」という巨大ロボも出ますが。なんせ敵側は天本英世演じるワルワル博士、変身してドワルキンになると声が飯塚昭三で2重に悪いという(笑)。まあ、ムッシュ役で黒部進(初代ウルトラマン)も出てますが。
 実はBD7の方の『少年探偵団』(団時朗が二十面相を演じる)と同時に近々ネット配信が予定されてまして、ふと検索をかけてみたら、ゴダイゴが演奏したサントラ盤(ソング集)が再発売と分かって、話題騒然!

●小さなスーパーマン ガンバロン オリジナルサウンドトラック
(紙ジャケット仕様 発売予定日:2007/05/25)

ゴダイゴ復活に関係した企画なんですが、ミッキー吉野全面監修で「ゴダイゴ関連音源復刻レーベル第1弾」というから驚きも2倍。今後の企画にも期待大です。いやはや、世の中なにが起きるかわかりません。プロの音楽家も「ガンバロン」主題歌は絶賛で、変拍子を多用した音楽性は非常に凄いそうです。確かに歌いにくいが気持ちいい主題歌でした。ということで、他の収録曲も期待大。その方面からの熱い呼び声も高い1枚ということでした。
ディスクユニオンによる情報はこちらです。こっちで発注するとスペシャル特典も予定されているそうです。

http://diskunion.net/news.php?genre_id=9&news_id=1&page=4&pset=1&yyyymm=2007-03

●DVD情報は以下。

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2007年3月17日 (土)

BSアニメ夜話本 劇場版「超時空要塞マクロス」

 昨日、書店に並んでるのを見かけましたが、アマゾンにはまだ書名も書影もないようですね。題材は劇場版『超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか』の回です。キネマ旬報から発売中のはずです。
 今回は以下の2件を寄稿しています。

●アニメマエストロ+「宮武一貴 プロダクション・デザインの役割」

●小論「劇場版『超時空要塞マクロス』に至る時代の流れ」

 前者は放送時にどうしても流れを簡単にまとめるために略した部分をだいぶもとに戻しています。後者は作品の上映された1984年というのがどういうタイミングだったのか、前後を再確認して位置づけるための小論です。もう少し前後を追った方が見通しが良くなるかなと思いましたが、まあ、ページも限られていますので。

 宮武さんのデザイン画稿は追加でいくつか入手して、その緻密さに改めて恐れ入りました。そもそも「世界(世界観)をデザインする」という考え方自体が、アニメの歴史の発展と同時に出てきたものだと思うのですが、ゲームでの流行を経て、いつの間にか世の中全体がそういう風になってますね。なぜそうなっていったかは、非常に感心の深い部分です。

 いや、映像文化史でも「途中から出てきたもの」であることには間違いはないんですよ。これはあちこちで言ってることですが、『ウルトラマン』には世界観はないとは言えませんが、希薄なんです。科学特捜隊という職業とウルトラマンというヒーローがいるだけ。ところが『ウルトラセブン』には、割と各個とした世界観ができてくるわけですね。近未来、宇宙からさかんに侵略を受けている地球という。
 同じようなことは『サンダーバード』と『謎の円盤UFO』を比較しても言えると思いますが。というようなあたりを考えるきっかけにでもなってもらえればと思います。こんなに時間が経過しても、研究されていないことはいっぱい残ってますんで。

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2007年3月16日 (金)

3/18:吉祥寺アニメーション映画祭スペシャルトークショー

 直前の告知で恐縮ですが、3/18(日)吉祥寺ゼロワンホールにて、TAF2007衛星イベントとして武蔵野市主催による「吉祥寺アニメーション映画祭上映会/スペシャルトークショー」が開催されます。アニメーション史研究家の津堅信之さんと、2007年アニメのトピックを語ります。
 詳細は以下へ。

http://www.kichifes.jp/animation/news.html

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2007年3月15日 (木)

幻の12話を追え!

 いや、本来は海賊版サイトに協力したくはなかったんですけどね……。
 というわけで、売り切れ店続出、話題のゲーム『デストロイ オール ヒューマンズ!』について、「いったいなぜ、第12話が幻なのか?」という緊急レポートを発表しました。謎に思っている方々、どうかご一読を……。

http://destroy.sega.jp/

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電人ザボーガー DVD-BOX

 一時期プレミアがついて98,000円まで行った伝説のDVD-BOX。今だとアマゾンで30%OFF、3万円割りで買えるようです。『ライオン丸G』がらみで再発となったのかも。私もビックカメラで見て、「いつ出たんだ!」と驚きました。
 ひみつ刑事・大門豊とバイクに変形する電人ザボーガー。ザボーガーの内部図解をすると、動力はどこに? と言いたくなるようなムリのあるシステム。足や頭部にもいろんな小型メカが入っているので、事実上がらんどうという、ピープロでしか可能にはできない独特のテイストにあふれた特撮番組ですね。
 ウルトラマンと同じ赤銀のデザインがなかなか格好いいし、チェーンパンチとブーメランカッターと速射破壊銃しか武器がないシンプルさ。なんと言っても、実は拳法使いの大門豊がいればΣ団とは互角に戦えるのに、クライマックスになるとザボーガーの操縦に専念してしまうというシュールさもいい感じ。
 先日、取材させていただいた石田サウンドプロ(当時)の森さんによる効果音が秀逸で、操縦するマイクを持っていくだけで「ピッ!」と応答音が鳴るのが秀逸でした。この効果音と菊池俊輔氏の音楽だけ聞いてると、ゲッターロボとか破裏拳ポリマーとか、1974年テイストに浸ってしまいますな。

 「でんじん ざぼぉがあ たいっ きょおりゅう ぐんだん しりぃず!」(カラオケに行ったときの持ち芸)と、ラスト1クールは三ツ首編になるのも、当時の特撮の「番組らしさ」ですね。早くそこまでたどりつきたい。
 ブックレットには、昨年物故された別所孝治さんの証言が掲載。アニメのプロデューサーとして高名ですが、往時のフジテレビ特撮には欠かせない方でした。最初に発売されたのと同じく、故・うしおそうじ氏のポストカードも同梱。
 それにしても、そんなに昔の商品じゃないと思っていたのに、物故者が多いのは寂しいことです……。

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2007年3月12日 (月)

ルパン三世祭り

 気がつくと、『ルパン三世』のDVD-BOX発売が14日に迫ってきました。
 ちょっとした「祭り」状態なのか? TVシリーズのパート1~3までの全話と劇場版の1~3が全部入って10万円。前はパート2だけで10万円でしたが……。
 ハイビジョンでリマスターされていて、5.1chサウンドもついているという次世代仕様。まあDVD自体はSD(現行)のものですが、しばらくはこういう商品が続くと思います。
 結局、次世代DVDが定着するまでに見返すかどうかだと思いますね。
 『ルパン三世』の第1シリーズのLD時代は4話で9800円でしたので、6万円近くも出したことを考えると安くなったもんですが。そう、問題は第1シリーズなんですよね。前のDVDがあまりにあまりの画質だったもんで……。
 あとパート3も敬愛する荒木伸吾作画回があるので、悩ましいところです。
 そういうわけで、ギリギリまで「買うたやめた音頭」を踊りつつ、結局は予約してしまったわけですが……。

●LUPIN THE BOX -TV&the Movie-

 もうひとつ大きな同時発売がありました。はい、「紙ジャケット仕様」「デジタルリマスター」によるオリジナルアルバムの復刻ですね。これはヤラレました。前にBOXで出たリマスター版はレジまで持っていって、とある事情で買い損ねた(いや、在庫はあるんですが延び延びに)こともあって、これは買いでした。
 特に気になるのが「ルパン三世 山下毅雄・オリジナルスコアによる「ルパン三世」の世界」でして、敬愛するヤマタケ先生の再演奏バージョン。発売当時は、あまりにオリジナルサントラと違うので、みんな驚いたものですが、先生の音楽の即興性を知ると、こっちのアルバムはこれはこれで愛おしいというか。それで、今回の復刻用ボーナストラックとして、追加SE抜きのTVサイズが入っているんです。
 これのオリジナルは、せっかくクリアな音質でTVサイズが入っていて、唯一のTVどおりのサウンドだったのに、ステレオ感を出すためにパーカッションをオーバーダビングしてるんですよね。
 で、ルパンの音盤はやたらたくさん出たのですが、銃声のSEなし、オーバーダビングなしのTVサイズって、少なくとも私のiPodには入ってません。どこかに入ってるのかなあ? まあ、よくわからなくなっちゃったし、ウチにあるこのCDは20年近く前ので音質も良くないので、ちょうど買い直しにいいってことで期待してます。

●紙ジャケット仕様


 その他、あらたに編纂され直したベスト盤も出るようです。
 これもリマスターなら、いいんじゃないでしょうか。
 なんとなくウチはダブリまくりの気がしますが……。
 というわけで、DVDをアマゾンで値引きした分で、復刻CDまで買っちゃった的な「祭り」となってしまったということでした。まあ、『ルパン』だから、どこかで元が取れるでしょう……。

●LUPIN The Best

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2007年3月 6日 (火)

GUNDAM A (ガンダムエース) 2007年 04月号

 ここのところ3月下旬のTAFへ向けて、空前の激務の連続で更新が滞りがちです。まったくもって恐縮です。
 という中で(多忙とは関係なく)編集部事由によりガンダムエースの連載も休載となったので、つい「ラッキー!」とか思っていたのですが、世間はそう甘くなかったです(笑)。DVD-BOXの発売に向けて『ターンエー祭り』みたいな企画があちこちでありまして、この号もその一貫で「福井晴敏・安田朗対談」というブックレット連動企画をやらせていただきました。
 お話そのものは非常に面白く、ガンダムを取りまく状況の変化や、スタッフから作品はどう見えたか、一読の価値はあると思います。あと、ファンの間でもなかなか知られていないようですが、幻冬舎からは文庫以外にハードカバーの1冊本による福井晴敏版が出版されていて、お二人がコラボレーションされてます。読者プレゼントでサイン本を目の前で描かれ、自分も持ってくれば良かったと後悔しました。
 この号に掲載分と、BOX1とBOX2の3分割で掲載される予定です。
 なお、安田朗さんの画集も重版が決まったようですね。アマゾンにはまだ掲載がないようですが。すごいプレミアがついているので、ビックリしました。
 この応援企画だけだったはずなのですが、急遽、星山博之さんの追悼記事を書くことになってしまいました。本当に無念です。
 表紙はひさびさに主役ガンダムで、なかなか格好いいと思いました。
 来月号から連載は復帰予定です。

●GUNDAM A (ガンダムエース) 2007年 04月号

●安田朗 ガンダムデザインズ

●月に繭地には果実―From called “∀”Gundam
著者: 福井 晴敏

●∀ガンダム MEMORIAL BOX 1

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2007年3月 4日 (日)

第1回 声優アワード

 審査員を担当した表題の授賞式に行ってきました。賞の概要と結果の詳細は以下から。

http://www.seiyuawards.jp/

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070303/seiyu.htm

 なんと「声優のアカデミー賞」……みたいな趣旨という、ちょっとその重大なる意味、格式の高さが現場に行くまで良く分かってませんでした。審査員の端くれなのに、恐縮です(選考委員ではなく、選定に協力したという感じなので)。
 声優さんにはそんなに詳しい方ではないのですが、それほど外れていない結果で安心しました。いや、アタリハズレではないんですが(笑)。すいません、意識が低くて。功労賞の方々も、じんと来る話ばかりで良かったです。受賞された方々、おめでとうございます。

 個人的にいちばん嬉しかったのは、以下です。

●ベストパーソナリティ賞 浅野真澄

 2004~2006年ぐらいまで、氷川も季節ごとに出演していた文化放送「A&Gアニスパ!」の浅野真澄さんです。
http://www.joqr.co.jp/ag/anispa/
 ここチェックしたら、第1回目からの写真が残っておりました。ありがたや。出演時はいろいろイジられましたが、面白い経験でした。関係者もいっぱい来られていて良かったです。授賞式当日も生でオンエアなので、感涙にむせびつつ、急ぎ戻って行かれたのが印象的でした。本当に、おめでとうございます。

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