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2007年3月15日 (木)

電人ザボーガー DVD-BOX

 一時期プレミアがついて98,000円まで行った伝説のDVD-BOX。今だとアマゾンで30%OFF、3万円割りで買えるようです。『ライオン丸G』がらみで再発となったのかも。私もビックカメラで見て、「いつ出たんだ!」と驚きました。
 ひみつ刑事・大門豊とバイクに変形する電人ザボーガー。ザボーガーの内部図解をすると、動力はどこに? と言いたくなるようなムリのあるシステム。足や頭部にもいろんな小型メカが入っているので、事実上がらんどうという、ピープロでしか可能にはできない独特のテイストにあふれた特撮番組ですね。
 ウルトラマンと同じ赤銀のデザインがなかなか格好いいし、チェーンパンチとブーメランカッターと速射破壊銃しか武器がないシンプルさ。なんと言っても、実は拳法使いの大門豊がいればΣ団とは互角に戦えるのに、クライマックスになるとザボーガーの操縦に専念してしまうというシュールさもいい感じ。
 先日、取材させていただいた石田サウンドプロ(当時)の森さんによる効果音が秀逸で、操縦するマイクを持っていくだけで「ピッ!」と応答音が鳴るのが秀逸でした。この効果音と菊池俊輔氏の音楽だけ聞いてると、ゲッターロボとか破裏拳ポリマーとか、1974年テイストに浸ってしまいますな。

 「でんじん ざぼぉがあ たいっ きょおりゅう ぐんだん しりぃず!」(カラオケに行ったときの持ち芸)と、ラスト1クールは三ツ首編になるのも、当時の特撮の「番組らしさ」ですね。早くそこまでたどりつきたい。
 ブックレットには、昨年物故された別所孝治さんの証言が掲載。アニメのプロデューサーとして高名ですが、往時のフジテレビ特撮には欠かせない方でした。最初に発売されたのと同じく、故・うしおそうじ氏のポストカードも同梱。
 それにしても、そんなに昔の商品じゃないと思っていたのに、物故者が多いのは寂しいことです……。

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