吉祥寺アニメーション映画祭
今週の金曜日(13日の金曜日ですね)に、秋の恒例となりましたアマチュアアニメ作品のイベントが開催されます。
審査員をやらせてもらっていますが、今年は非常に力作ぞろいですよ。形式にとらわれない自由なものや、プロ顔負けの作品、非常に意欲的な作品、作るときにみんなで楽しくやってる感じの作品などなど、とても楽しく拝見しました。ノミネート作品も絞りこんで上映されるはずなので、ぜひ見に来てください。
今年は11本のTVアニメ「ザ・フロッグマンショー」をほぼ一人で制作して大きな話題を呼んだ蛙男商会さんがゲストで来られ、竹熊健太郎さんとトークをされるのも楽しみです。
そもそもフラッシュなどのアニメーション作品が大変なことになってるらしいというのも、竹熊氏がこのイベントで紹介されていたのがきっかけで、その可能性について認識を改めさせられることが何度もありました。実際、大人数で作る商業アニメーション作品ばかりではなく、少人数で趣味性や作家性を前面に出した作品が豊かであることには意義があると思います。
で、最近あちこちで積極的に語っていることですが、これは若い方への表現ツールとして意義があるのはもちろんのこと、これからの「シニア向けの趣味」としてものすごく大きな可能性を秘めていると思うのです。
「団塊の世代」が大量退職時代を迎え、もう10年もしたらわれわれの「アニメーション第1世代」が次にそうなります。その10年の間には、「アニメーションか、やってみたかったけど大変でね」という「潜在的作家」がどれくらいいると思いますか? しかも、それぞれ熱い生き方をしてきて、「感動のエキス」みたいなものを大量に内包しているわけです。これはもう、宝の山ですよ。
そういう人たちが「簡便なツール」「あり余る時間」「発表の場(ネットなど)」と、三種の神器を手にしたら、何を始めるのか? 適切な情報提供と誘導さえあれば、ビッグバンが起きる可能性だってあるわけで。その何%かが「今のアニメ」を観るようになれば(まあ萌えアニメを観るかは疑問とはいえ)、市場だって拡大するでしょう。
だって他ならぬ「自分」が、「あれ、オレもやってみたいな」と思い始めているわけですから。そう思い始めたきっかけも、2年前のこの吉祥寺でした。
「どうやら死ぬまでアニメを趣味にする最初の世代になりそうだ」と以前にどこかに書きましたが、それは死ぬまで他人の作ったアニメにケチをつける(笑)ことではなく、アニメをinもすればoutもする、その交流の中で幸福感を発見していくってことが、決定版になるんでしょうね。
まだまだ考え始めたばかりで、具体的にどうすればいいかはさっぱり腰が定まってませんが、ちょっとライフワークっぽい発見のようにも思えて、ワクワクしているところです。
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