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2006年10月 6日 (金)

怪獣のあけぼの

 今でこそ「特撮」という大きめのカテゴリーになってますが、私らが始めたときには「怪獣ファン」であり「怪獣同人誌」でした。ともかく「怪獣ありき」。そして、怪獣といえばウルトラ怪獣。中でも初期の成田亨デザイン、高山良策造型の数々の怪獣、ガラモン、レッドキング、カネゴンといった怪獣たちは、いずれもが物故された今でも生命感を放っています。

 Gyaoで実相寺昭雄監督が構成・監修というかたちで、高山良策氏の業績をドキュメンタリー化、DVDにまとめたのがこのパッケージ。正直、海洋堂から始まる初期数回は「こんなもんかな」と思いましたが、最後まで見終えると、染みるものがありました。

 倉方氏による機電(怪獣の中のギミック)の映像が見られたり、さまざまな方の証言から浮き彫りになる人柄も良かった。有名な造型現場の写真も、ブラウン管(というか液晶)を通してすと、また違った感じで。やっぱり人格を投影した作品であり、超常の生物であり、それなのに生きているという感じがたまらず愛おしいです。

 あと勉強になったのが、最後の方の「池袋モンパルナス」の話。そこに集った芸術家たちの活動が底でつながってこその、あのウルトラ怪獣のパワフルさなのかという感慨に、けっこうシビれました。

 水曜夜の呑み会でも成田亨さんの話が出てきて、改めてウルトラ怪獣が愛おしくてならない気持ちになりました。

 アマゾンで調べたら廉価版はないようで、ちょっと残念です。もっと多くの方に、見て欲しいです。

(ちなみにアマゾン特製の銀色のレッドキングは、当初は銀だったと言われているのを再現したのでしょう)

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