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2006年10月 7日 (土)

大鉄人17

 ♪だらずん!
  だらずん!だらずん!
 「だいってっつじ~~~~ん!!」

 東映特撮の中でも数少ない巨大ヒーローもの、ついにDVD化! 原作は石ノ森章太郎。

 いやー、何もかもが格好いい。初めてテレビランドで線画のデザインを見たとき、てっきりロボットアニメと思いこんで、PUFFの富沢雅彦さんに「あれは特撮(傍点つき)です」とお手紙もらっっときの衝撃まで記憶に残っております。ちょうどそうした同人誌でリアルタイムでTV評を書き始めた時期にも重なる作品。
 この作品はもう「ワンセブン」の無機質であるがゆえの雄々しさ、それに尽きます。それはお前の目を見ればわかる! 鉄人のように瞳を持つでもなく、ウルトラマンに影響を受けたマジンガータイプの白目でもない。セグメントによるディスプレイ表現!
 そして少年の言語は解すれど、発する音は「ずびびびびげげげげ」という機械音。究極のディスコミュニケーションを超えて、なぜか危地に出現する謎の鋼鉄巨人、というこの大時代的なイメージが貫かれまくった初期は、毎回驚きの連続でした。
 必殺技は、「グラビトン攻撃」。これも驚くべき映像で、敵ロボットの装甲が外部から重力圧を受け、深海で潰れたかのようにメコメコっと内部に凹んでいき、そこから大爆発を起こすという映像が再見できただけで、DVD買ったかいがありました。
 まあ、こうしたイメージが進みすぎていました。ミリタリー調全開のレッドマフラー隊とか、今見た方がしっくり来るのですが、途中からいわゆる「変質と解体」という路線変更で子ども向けにになってしまうわけで。とても残念。

大鉄人17 VOL.1  大鉄人17 VOL.2  大鉄人17 VOL.3

 特筆すべきは渡辺宙明の音楽。CDで聞くと編成が薄いんですが、ティンパニーとブラスだけで鋼鉄の巨大さと圧迫感を表現しきっていて、全劇伴の中でもかなり上位に来る格好良さです。

 珍しく超合金玩具も買った記憶があります。もう手元にないけど。そういや同じ村上克司デザインのサイコ・ガンダムって、変形メカニズムはワンセブンと同じなんですよね。「要塞サイコ」とか「飛行サイコ」と密かに呼んでました(笑)。

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